最近は「血管年齢」という言葉も普通に使われるようになりました。
血管の状態が全身の健康度につながっているとの認識が広がっているようです。
このコンテンツでは、血圧の数値から血管の健康度を知る計算式を紹介します。
血管年齢ではないのですが、目安として参考にしてみて下さい。
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脈圧と平均血圧 私の数値で計算すると
血管年齢の測定は医療機関で比較的手軽にできます。
指先を測定機器に入れることで「脈波」を計り、脈波の形から血管年齢を割り出す方法が一般的です。
心臓が「ドキン」と拍動すると、その振動が血管壁を伝わります。この振動が脈波で、血管壁が硬いほど脈波が速く伝わるわけです。
血管壁は硬いほどNGなわけで、
血管壁が柔らかい→血管年齢が若い
血管壁が硬い→血管年齢が高い
ということになります。
東京医科大学八王子医療センターの高沢謙二教授は血圧の数値から血管の健康度を求める式を紹介されています。
まず、太い血管が動脈硬化の可能性を割り出すには
上の血圧から下の血圧の数値を引く
という計算をします。
この値は「脈圧」と呼ばれ、心臓が血液を送り出す圧力を表わします。60以上だと注意が必要です。
脈圧は太い血管の動脈硬化が進むと大きくなります。
下の血圧が低くても上の血圧が高いと脈圧が強い、つまり動脈硬化が進んでいることを意味しているのです。
細い血管の動脈硬化の可能性を計算するには、以下の式から「平均血圧」という値を求めます。
平均血圧=(上の血圧-下の血圧)÷3+下の血圧
平均血圧が90以上だと注意が必要とされています。
参考に、以前測った私の数値(上が138、下が76)で血管年齢を算出してみます。
まずは太い血管の「脈圧」から。
138-76=62 ですね。
えー、思いっきり 60 超えてるんですけど・・・orz
それでは細い血管の「平均血圧」は・・・
平均血圧=(138-76)÷3+76=96
・・・ここでも 90 超えてる・・・(ToT)
どうやら私の血管はやや老け気味かも知れませんね。
直近の血圧数値が手元にあるなら、計算してみてはいかがでしょうか。