暑い夏は、他の季節に比べて体がむくみがちになります。
冷たいものをたくさん飲んだり、冷房のきいた部屋にいて体が冷えると血行が悪くなりやすいからです。
たんぱく質の不足や冷えによるむくみ
食べやすい麺類などだけを食べているとたんぱく質が不足しがちになり、ますますむくみやすくなってしまいます。
たんぱく質不足でなぜむくんでしまうのかというと、血液中のアルブミンが不足するからです。
アルブミンはたんぱく質で作られており、体内の水分量を調節する働きを持っています。
アルブミン量が十分でないと水分が血管の外に出てむくみの原因となるのです。
またビールなどを飲みすぎるとアルコールの代謝の際にビタミンB1を大量に消費します。
ビタミンB1はたんぱく質の代謝に必要な物質なのでこれが不足するとまたもやむくみの原因になります。
ビールを飲むときは豆腐や豚肉も一緒に食べましょう。
空調が普及している現代では、夏でも体が冷える場面は意外と多いものです。
職場などで冷房が利きすぎているために羽織るものを用意している、あるいは就寝中もつけっぱなしにしていたクーラーのせいでカゼをひいた、といった話はしばしば耳にします。
考えてみれば、冬の間は岩盤浴や酵素風呂、温泉といった汗をかくための施設はお金を払ってでも利用されます。体の冷えやすい女性には、血行が良くなるため好評のようです。
対して夏は、わざわざ空調を入れてまで室温を下げ、体を冷やしています。何かおかしいぞ?と感じるのは私だけでしょうか。
本来は気温が高いので何もしなくても汗をかき、血行を妨げるような要素はあまり無いのですが・・・。
とはいえ一日中冷房なしで過ごすのは現実的ではありません。
熱中症のリスクもありますし、職場で汗だくになってしまっては仕事の能率も下がってしまいます。
しかし寒いと感じるほどの低い温度設定は、快適を通り越して、体調を崩す原因にもなりかねません。
空調も、あくまで”ほどほど”が良いようです。