心臓疾患は言うまでもなく、がん、脳血管疾患とならぶ日本人の三大死因のひとつです。
 
年によって違いはありますが、全ての死因のうち15%ほどは心疾患(高血圧症を除く)で亡くなるそうです。

このコンテンツでは、心臓病に関する話題を二つお知らせします。
 
心臓病のリスクも他の病気と同じように、生活習慣と密接に関っているようです。

モルモン教徒には心臓病が少ない

アメリカユタ州住民の約70%を占めているモルモン教徒の人々には、心臓病が少ないことで知られています。
 
心臓病が少ないのは、モルモン教の教義と関係していると考えられています。
 
モルモン教の人はタバコを吸わず、お酒も飲みません。コーヒーも飲まずにココアを飲みます。教義に基づくこれらの生活習慣が心臓病リスクを下げているというわけです。
 

 
ユタ州のある病院で心臓病と診断された人(94年~02年)4629人を調べたところ、モルモン教徒の割合は一般人よりも低かったそうです。
 
さらに、モルモン教徒が月に1回行う絶食も心臓病リスクを下げるのに寄与していると考えられています。
 
モルモン教徒の宣教師さんは私の地元熊本でもよく見かけます。必ず二人一組になって自転車で移動しています。(その際には必ずヘルメットをかぶってます)
 
アメリカ(主にユタ州からでしょうか)から来ている若い人が多く、英語を教わったりもしました。英会話学校の講師をすることもあるようです。
 
実際にコーヒーやお酒を飲むことありませんでしたし、もちろんタバコも吸いません。嗜好品としては「僕達はココアを飲むんだよ」と言ってました。
 
モルモン教の宣教師の女性って、髪が長い人が多いんですよね。
 
あるアメリカ人の女性(この人はモルモン教徒ではありません)によるとこれもモルモン教の教義に関係しているのだとか。

サンザシ(山査子)の心臓への効果

サンザシは日本ではあまりなじみがありませんが、漢方薬としては消化吸収の促進に、西洋では主に心臓病対策のサプリメント・ハーブとして使用されています。
 
民間の医学研究機関誌である「コクレーン・データ研究」の08年1月号に、「サンザシは心不全や心臓機能の改善に役立つ」というイギリスの研究者の報告が掲載されました。
 
この研究者とは英ペニンシュラ医科大学のマックス・ピッター博士の研究グループです。
 
同グループは科学的根拠に信頼性のある、サンザシ抽出物と心臓に関する14の研究を精査しました。
 

 
その結果、サンザシは偽薬に比べて血圧低下、不整脈と心臓肥大の抑制、血流の改善といった効果が認められました。
 
さらにサンザシは呼吸機能の改善、身体機能の持久性保持、疲労感の軽減といった作用も期待できることがわかりました。
 
サンザシは、日本ではそれほど一般的ではありませんがドライフルーツやお茶など、製品としては意外と多くの種類があります。
 
ドライフルーツはサッパリした甘酸っぱさがあって美味です。サンザシ配合のサプリメントも多数販売されています。
 
ちなみに、某大手製薬会社が発売している大豆主原料の軽食フルーツバーには「サンザシ味」があり、もちろんサンザシも配合されています。
 

ドライさんざし 保存料 化学調味料 無添加 無着色(750g)