血液型と病気の関連をいまひとつ信じない人でも、性格と病気の関連には信ぴょう性を感じるのではないでしょうか。
 
神経質な人とのんきな人では、ストレスなどの面から病気の発症率も違うのではないか?とは、何となく想像がつきます。
 
イギリスの心理学者、アイゼンク博士は、この性格と病気の関連性を研究されています。
 
アイゼンク博士によると、病気になりやすいかどうか、あるいはどのような病気にかかるかは、性格によって違いがでるそうです。

アイゼンク博士による性格別の分類は以下のとおりです。
 
◆タイプA 攻撃型(Aggressive)
負けず嫌いで頑張り屋。勉強や仕事に熱心で、いつも時間に追われている感じがあり、ゆっくりくつろいだ時間を持つことができないタイプ。対人関係においては自己主張が強く、強い競争意識を持ちやすい。
 
無理をしてでも努力をする傾向が強く、ストレスをため込みやすいために心臓病や高血圧、脳卒中などで死亡する率が高いといわれている。
 
 
◆タイプB バランス型(Balance)
中庸を保つことができるのが特徴。時間に対しての切迫感をあまり覚えることがなく、欲望や野心にそれほど執着することもない。24時間全てが仕事という生活は望まず、よい意味でのんきな性格。
 
 
◆タイプC ガン型(Cancer)
自分の感情を抑えがちで忍耐強い。悲しみや不安を感じても表情に表すことが少なく、自分の中に抱え込んでしまうタイプ。周囲との調和を優先する「いい人」にこのタイプが多い。
 
感情を抑えるとストレスがたまりやすくなるため、うつ状態に陥りやすく、結果として免疫力を低下させ、ガンになる確率が高い。
 
最も望ましいのはタイプBであり、おそらく健康問題全般に通用するであろう「何事もホドホドが良い」はアイゼンク博士の分類にも言えそうです。
 
「健康に気をつける」のは良いとしても、気をつけすぎてストレスになってしまっては意味がありませんからね。