最近は「血管年齢」という言葉も普通に使われるようになりました。

簡単には
 
・血管年齢が若い→血管壁が柔らかい
・血管年齢が高い→血管壁が硬い(厚い)

 
というわけです。


血管年齢は医療機関で手軽に測定できます。
 
指先を測定機器に入れることで「脈波」を計り、脈波の形から血管年齢を割り出す方法が一般的です。
 
心臓が「ドキン」と拍動すると、その振動が血管壁を伝わります。この振動が脈波で、血管壁が硬いほど脈波が速く伝わるわけです。
 
血管年齢は医療機関で計ることができますが、東京医科大学八王子医療センターの高沢謙二教授は血圧の数値から血管年齢の目安を求める式を作成しています。
(あくまで目安であり、「血管年齢」そのものではありません)
 
まず、太い血管が硬化しているかどうかを割り出すには
 
・上の血圧から下の血圧の数値を引く
 
という計算をします。
 
この値は「脈圧」と呼ばれ、心臓が血液を送り出す圧力を表わします。60以上だと注意が必要です。
 
脈圧は太い血管の動脈硬化が進むと大きくなります。
 
つまり下の血圧が低くても、上の血圧が高いと脈圧が強い、つまり動脈硬化が進んでいることを意味しているのです。
 
ちなみに私が08年の4月に計った血圧は上が138で下が76でした。(簡易の健康診断を受けた時の数値です)
 
ということで、138-76=62ですね。
 
思いっきり60超えてます・・・orz
 
それはさておきもうひとつ、以下の式から「平均血圧」という値を求めて細い血管の動脈硬化度合いを調べます。
 
平均血圧=(上の血圧-下の血圧)÷3+下の血圧
 
平均血圧が90以上だと注意が必要とされています。
 
上の数値を使って私の平均血圧を求めてみます。
 
平均血圧=(138-76)÷3+76=96
 
・・・ここでも 90 超えてる・・・(ToT)
 
どうやら私の血管はやや老け気味かも知れませんね・・・。
 
ここで紹介した式は「血管年齢」を出すものではありませんが、血管の健康度を知る目安にはなります。
 
直近の血圧数値が手元にあるなら、計算してみてはいかがでしょうか。
 
(ちなみに私は、血圧が多少高くても、たんぱく質を不足なくとっていればそれほど気にする必要は無いんじゃないかな?と考えております)

いろんな体年齢 頭皮 口腔 血管

血管に限らず、○○年齢という言葉はいろんなパーツにつけられています。
 
もっともよく聞くのは「肌年齢」ではないでしょうか。
 
肌表面の水分量やキメの細かさ、さらには顔表面のシミおよびシミ予備軍の数などを解析することで肌年齢が算出されます。
 
体のその他の部分にも「年齢」を出すことができるようです。すでにおなじみのものを含めて、例を挙げます。
 
◆頭皮年齢
毛髪の太さや一定面積あたりの本数、頭皮の皮脂量・毛穴の状態を測定して算出される。
 
◆血管年齢
心臓の拍動が伝わる速度から、血管の硬さを測定する。血管が硬いほど年齢は高くなる。
 
◆口腔年齢
治療されていない歯の数、歯肉の炎症、歯肉と歯の隙間の深さなどを考慮して年齢を出す。
 
◆肺年齢
一定時間以内に口から息を吹き出すことができる量を測定する。機能が衰えて肺年齢が高くなっていると吹き出す量が減少する。喫煙習慣があったり、肥満が進んでいると肺の機能が落ちて肺年齢が高くなりがち。
 
その他にも脳年齢、体力年齢などがありますね。これらは医療機関やスポーツジムなどで測定できます。
 
紹介した「年齢」の中で、管理人が「これはちょっと若いんじゃないかな?」と唯一自信があるのは「肺年齢」です。
 
水泳を習慣にしているおかげか肺活量は平均よりも多めなんですよ。
 
その他の年齢はいまいち自信がありません・・・。
 
健康には気をつけているつもりですが、実際に計ってみたら意外とダメ、なんてことがこれまでに何度かあったので・・・。