大櫛陽一教授 厳しすぎる?高血圧の基準 DASH食についても

当コンテンツをエントリーしてる時点で、高血圧の定義は
 
「上が140mmHg以上、下が90mmHg以上のいずれかに当てはまる場合」
 
です。
 
ここでの「上」とは心臓が収縮して動脈に血液を送り出す時の血圧で、「下」とは心臓が拡張して静脈から血液を取り込むときの、最も低い血圧です。
 
 
心臓は一日に10万回以上もこの作業、つまり拍動を行います。つまり、一日に10万回の血圧があるわけで、一日の間でも大きく血圧が変化する人もいます。
 
季節の影響を受ける場合もあります。冬は気温が低いので血管が収縮し、血圧は上がりやすくなります。
 
  
正常な血圧の目安としては、上が130mmHg未満、下が85mmHg未満とされています。
 
ちなみに、降圧目標の基準値は現在は140mmHgですが、以前は180mmHgでした。
 
それが2000年には170mmHgになり、04年には140mmHgにまで下げられました。
 
 
この間に血圧に関する研究が進んで「降圧目標の基準値を引き下げたほうが良い」という結論が出たのでしょうが・・・
 
ちょっと下げられすぎという印象はありませんか?
 
 
東海大学医学部の大櫛陽一教授はこの「低すぎる」降圧目標値に異論を唱えています。
 
大櫛教授によると、現代の日本人は栄養状態が改善しているため血管はとても丈夫になっているそうです。
 
その証拠として大櫛教授は、1950年代には脳卒中の9割以上を占めていた脳内出血が、2005年には26%にまで減少していることを挙げています。
 
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大櫛教授の主張は、私個人的にはなるほど、と感じました。
 
極端に高くなるのはさすがにマズイでしょうが、「少し高い」くらいであればそれほど気にせず、むしろ摂取する栄養に気を配ったほうがいいのではないかと考えるようになっています。
 

血圧を下げるためのDASH食 食材は

DASH食のDASHとは、Dietary Approaches to Stop Hypertension の略で、血圧上昇を抑え、高血圧を予防するための食事を意味します。
 
高血圧を予防するために、食事に関しては「塩分を摂り過ぎない」という方法がこれまでは一般的でした。いわば「食べない・摂らない」ことがメインの方針ですね。
 
対してDASH食では、「血圧上昇を抑制できる食品を積極的に摂取する」と考えるので、「良いものを食べる」を方針とするわけです。
 
「塩分を摂らない」という従来のやり方に、「有効な栄養素を積極的に摂る」という方法をミックスして高血圧を防ぐのがポイントです。
 
 
具体的な食品としては
 
野菜 果物 雑穀 種実 キノコ 魚類 海藻 芋 豆 低脂肪乳製品
 
といったものが挙げられています。
 
これらの食品からカルシウム、カリウム、マグネシウム、食物繊維、良質のタンパク質といった栄養素を摂るねらいがあります。
 
高血圧を下げる 新・食事法 (食で治す)
高血圧を下げる 新・食事法 (食で治す)
 
DASH食の方針をごく大まかにまとめるなら、

・乳製品は低脂肪のものを
・野菜・果物・魚介類・海藻を多く
・牛肉・豚肉は控えめに
・糖分も控えめに

ということになります。
 
食事内容が極端に制限されるわけではないので、比較的実践しやすいのではないでしょうか。
 
血圧が気になるなら、参考にしてみて下さい。
 

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