世間では「ベジタリアン」「ヴィーガン」といった菜食主義は一定の支持を得ており、実践する人は世界中に存在します。
それでは当サイトはどういう考えかというと、菜食主義にはかなり懐疑的です。
情報が偏っているのかもしれませんが、管理人が目にした記事では菜食主義によって体調が「良くなった」より「悪くなった」話のほうが圧倒的に多いのです。
ここで紹介するサンプラザ中野さん(「くん」は省略)の例もそのひとつです。
やはり野菜も肉もほどほどに食べるのが一番良いのではないでしょうか。
菜食主義で血管・骨の栄養不足に
2015年の記事なので、ちょっと情報が古いですが。
サンプラザ中野くん 極端な菜食生活によって血管年齢などで異常値
https://news.livedoor.com/article/detail/10898763/
サンプラザ中野さんは、当サイトでも別コンテンツで紹介しているほど健康オタクで知られています。
でも結論から言いますと、私としては上で紹介されている中野さんの方針はどうなんだろう?と疑問を抱かずにはいられません。
記事によると中野さんは、1日1食を20年続け、加えて動物性食品をとらない食生活を10年続けている菜食主義者です。
しかし、あるテレビ番組に出演した際に受けた健康診断では、
・血管年齢が実年齢(55歳)より4歳高い59歳
・大腿骨の骨年齢はなんと70代後半
という結果が出てしまいました。
これにはさすがに中野さんも「わー!」と驚き、頭を抱えたそうです。
番組では、中野さんが居酒屋で食事する様子もロケされていました。
中野さんは「丸ごと焼きナス」を注文しましたが、上に乗る予定だったかつお節は、動物性のため、「無しで」とオーダーしていました。
食事は全5品、摂取カロリーは720kcalでした。
一般的な成人男性に必要な2000kcalのおよそ三分の一でしたが、中野さんは「お腹いっぱい」になったそうです。
肉も魚も大好きな私からすると、いずれも10年間全く食べない意志の強さは信じられないほどですが、それが健康に貢献しているかというと、必ずしもそうではないようです。
同じ芸能人では、女優の中谷美紀さんもベジタリアン生活を実践した時期がありました。
その結果中谷さんは体調を崩しています。
体力が尽き果てて、めまいや突発性難聴を発症。機嫌が悪くなり、人との会話もイヤになるなど、散々な体調になったのです。
サンプラザ中野さんの場合、
■血管の生成に必要なたんぱく質が不足している
■骨の形成に必要なビタミンDが極端に不足している
と指摘されています。
これに対し、中野さんは「ビタミンDサプリメントを買う」と答えたそうですが、医師は「できれば、食事から・・・」と注意されたとか。
ちょっと検索するとわかりますが、ビタミンDが豊富な食品は動物性のほうが種類・含有量ともに圧倒的に多く、植物性はきくらげなどキノコ類が目立つ程度です。
(ちなみに、ビタミンDを含む果物ってのはほとんどないそうで)
ビタミンDが足りないと指摘されたら、それじゃあそれが豊富な食品として
鮭、サンマ、アンコウの肝、すじこ、イクラ
あたりを美味しく頂ければ、天下泰平で何の問題もないと思うのですが、厳密な菜食主義ではそれがNGになってしまいます。
やっぱり、何事もホドホドがいいのではないでしょうか。