血液検査で用いられる項目と基準値をまとめています。
各項目の末尾の数字は基準値です。
※基準値は当エントリー作成時点のものです。今後変更される可能性があります。
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パッと引けてしっかり使える 検査値の読み方ポケット事典[第5版]
肝臓・胆のう等機能関連 GPTやGOT・ガンマGPTなど
ALT(GPT)
肝臓に含まれる酵素で、肝細胞が破壊されると数値が上昇します。基準値は5~45(IU/L/37℃)
AST(GOT)
ALTと同様に肝臓に含まれる酵素で、幹細胞が破壊されると数値が上昇します。10~40(IU/L/37℃)
ALP
有機モノリン酸エステルを分解する酵素で、肝臓・胆のう・胆管の病気を発症すると数値が上昇します。100~326(IU/L/37℃)
ガンマGTP
ガンマ・グルタミルトランスペプチターゼの略で、アルコールの摂取過多や胆汁の分泌異常で数値が上昇します。20以下(IU/L/37℃)
ZTT
膠質反応を表し、血清中のたんぱく質成分の変動を示しています。肝機能に障害が起きると数値が上昇します。2.0~12.0(U)
CK
クレアチンキナーゼといい、筋肉収縮に関わる酵素です。筋肉の疾患や心筋の障害をチェックする数値です。40~150(IU/L/37℃)
LD(LDH)
乳酸脱水素酵素を表し、乳酸をピルビン酸に、あるいはピルビン酸を乳酸に変化させます。肝障害などを推測する際にチェックします。120~240(IU/L/37℃)
コリンエステラーゼ
コリンエステル類を分解する酵素です。肝機能を診断します。200~482(IU/L/37℃)
LAP
たんぱく質分解酵素で、胆汁に多く含まれています。肝臓、胆のう、胆管の機能をチェックする数値です。37~61(IU/L/37℃)
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膵臓・腎臓機能関連 血清アミラーゼや尿酸など
血清アミラーゼ
デンプンなどを分解する消化酵素で、膵臓や唾液腺の病気の診断に使われます。40~122(IU/L/37℃)
尿素窒素
尿素の中に含まれる窒素で、腎臓の排せつ機能が衰えると血液中に増加します。3.0~20.0(mg/dl)
尿酸
痛風の原因となる物質です。腎臓の機能が衰えると血液中に増加し、飽和状態になると関節などに沈着し、激痛を伴う痛風の発作を発症します。2.5~7.0(mg/dl)
クレアチニン
老廃物の一種で、腎臓の濾過機能を測ります。0.47~0.79(mg/dl)
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生活習慣病関連 コレステロールや中性脂肪など
総コレステロール
血液中の中性脂肪、コロステロール、リン脂質、遊離脂肪酸の総数です。数値が高いと動脈硬化などの疾患リスクが高まります。120~219(mg/dl)
HDLコレステロール
善玉コレステロールとも呼ばれ、血液中のコレステロールを回収する働きがあります。肥満や喫煙で数値が下がることがあります。40~95(mg/dl)
LDLコレステロール
悪玉コレステロールとも呼ばれ、肝臓から各組織へコレステロールを運搬する働きがあります。基準値よりも量が多くなると、動脈硬化のリスクを上げる可能性があります。65~139(mg/dl)
TG(中性脂肪)
血液中の脂肪の一種で、基準値を超えると動脈硬化、脳卒中、心臓病といった生活習慣病のリスクが高まります。30~140(mg/dl)
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たんぱく質・電解質 アルブミンやナトリウムなど
アルブミン
単純たんぱく質の一種で、総たんぱくのおよそ半分を占めています。お年寄りでこの数値が低くなると免疫力が低下する場合があります。肺や腎臓機能のチェックにも使われます。3.8~5.3(g/dl)
総たんぱく
血液中のあらゆる種類のたんぱく質の総量です。体の栄養状態がわかります。6.7~8.3(g/dl)
ナトリウム
血液中の陽イオンのおよそ90%以上を占め、体内の浸透圧を調整しています。137~147(mEq/l)
カリウム
細胞内液の陽イオンの主成分で、心筋や神経の働きをサポートします。3.5~5.0(mEq/l)
クロール
血液中の陰イオンの多くを占め、ナトリウムとの濃度バランスをチェックします。98~108(mEq/l)
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胆のう・胆管 各種ビリルビン
総ビリルビン
ヘモグロビンからできる生成分解産物です。血中に存在する胆汁色素で、この数値が高いと黄疸になります。0.2~1.2(mg/dl)
直接ビリルビン
総ビリルビンの中で、水溶性のビリルビンを指します。総ビリルビンとの差などの数値を勘案して健康状態をチェックします。0.0~0.2(mg/dl)
間接ビリルビン
総ビリルビンの中で、脂溶性のビリルビンを指します。総ビリルビンとの差などの数値わ勘案して健康状態をチェックします。0.2~1.0(mg/dl)
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