血圧は心理状態や周囲の環境にとても左右されやすく、簡単に上がったり下がったりします。

普段は正常な血圧なのに、病院で医師や看護師を目の前にすると急に血圧が上がってしまう「白衣高血圧」というものがあります。

白衣高血圧と仮面高血圧 危険なのは後者 朝の血圧チェックを

実はうちの父親はこれなんです。

日ごろ「血圧は正常値」というのを自慢にしているので、病院での測定の結果が高いことにかなり納得がいかない様子。
 
半分ムキになって「普段は正常値だ!」と主張してます・・・。
 

 
これに対して、「仮面高血圧」というものがあります。
 
病院での健康診断などでは正常値にもかかわらず、早朝・夜間、職場では血圧が高くなる症状のことです。
 
「白衣」は特に気にすることありませんが、「仮面」を放置すると心臓や腎臓の障害が進んでしまったり、脳卒中や心筋梗塞になる危険性が高まります。
 
「仮面」の中でも特に多いのが早朝に血圧が上がる「早朝高血圧」です。
 
睡眠中ずっと血圧が高い「夜間持続型」と、明け方から急激に血圧が上がる「早朝上昇型」に分類されます。
 
朝おきがけの脳卒中といったリスクが増えるわけですが、病院などで血圧を測定しても正常値内なので「自分は大丈夫」と思ってしまうのでやっかいです。
 
これを防ぐには、朝の血圧チェックがおすすめです。
 
起床後1時間以内に、排尿をすませたあと、食事の前に」の3つを意識して計測しましょう。
 
上が135mmHg、下が85mmHgより高く、なおかつ「起きても疲れが取れない、肩がこっている、寝汗をかく」といった症状があるなら、「仮面高血圧」である可能性が高くなります。


 

 

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