血管に関する医師のコメント 「週刊文春」より

「週刊文春」の2016年6月23日号に、血管に関する記事がありました。
 
その中で、三人の医師が血管についてコメントされています。
 
血管に対する新しい認識を得られる、興味深い内容なので一部を抜粋して紹介します。

南和友・北関東循環器病院院長
「血管が何らかの理由で機能不全になると、血液を体内に送れなくなる。これがいわゆる”老化”の原因のひとつです。
 
新陳代謝が落ちるので毛髪も薄くなり、つめも伸びなくなる。関節が痛むようになり、肌も荒れる。筋肉も萎縮します。
 
全ての栄養素と酸素を体中に送っている血管が駄目になる事が、人が衰えるということなんです。」
 
 
広島大学病院未来医療センター長の東幸仁教授
「血管の研究が進むにつれて、従来常識と思われていた事の誤りが、随分わかってきています。
 
『バターなど高コレステロールのものは血管に良くない』と言われていましたが、最先端の研究ではむしろ脂質を摂るメリットが指摘され始めています。
 
ただし一日に摂るカロリーは2500キロカロリーを目安にして下さい。また、塩分の摂り過ぎはよくない。一日6グラム以上は摂取しないように心がけて下さい」
 
 
南和友・北関東循環器病院院長
「食事については、誤解が蔓延しています。血管にダメージを与えるコレステロール値が上がるからと言って、脂のある肉を食べない人も増えています。
 
しかし、実は肝臓で生成されるコレステロールは炭水化物が原因なんです。
 
米やパスタなどを日常的に摂り過ぎる事は、ひいては血管を傷める事に繋がっています」

記事には
 
「血管系の病気を発症した人に対する治療は、崖から落ちかけている人を何とか引っ張り上げようとする行為に近い。本当は、崖から落ちないようにすべき」
 
ともありました。
 
人間の臓器で血が流れていないのは目の角膜、歯、髪の毛だけ。血管の老化は他の全ての臓器に影響を及ぼすわけです。
 
 
脳や心臓などの血管の疾患は、がんに次いで多い日本人の死因になっています。これは血管の健康を保てば、寿命を延ばせる、とも言えます。
 
がんと違い、血管の病気は自分の努力でかなりの程度まで予防できます。ただ単に長く生きるためだけでなく、健康寿命を延ばすためにも自己管理による血管の病気予防は必須といえます。
 
週刊文春 2016年 6/23 号 [雑誌]
週刊文春 2016年 6/23 号 [雑誌]
 
このコンテンツは週刊文春2016年6月23日129~131ページを参考にしました。
 

 

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