紅麹は麹菌の一種で、名前からわかるようにきれいな赤い色をしています。
 
中国では数千年前から、血液循環や消化促進、内臓を強くする目的で利用されてきました。
 


日本ではあまり知られていませんが、アメリカではかなりメジャーなサプリメントになっています。
 
紅麹にはモナコリンK(別名ロバスタチン)という成分が含まれています。
 
モナコリンKは、肝臓がコレステロールを合成する際に使われる酵素(HMG-CoA)の働きを阻害する作用があります。
 
これは高脂血症の治療薬であるスタチン系薬剤と同じ作用です。
 
また紅麹に含まれるGABAは血圧を低下させる作用を持っています。
 

 
これらの作用から、紅麹には高脂血症の改善や予防、血圧低下、悪玉コレステロールの値を下げるといった働きが期待できます。
 
副作用の心配はほとんどありませんが、何らかの薬剤と紅麹を併用する場合は医師と相談しましょう。