作家の椎名誠さんは、若い頃から血圧が高めでした。
最も高いときには、最大血圧が200mmHg、最小血圧は100mmHgありました。
40代で高血圧と診断され、50代に入ると医師から降圧剤を処方されるようになりました。
(このコンテンツは雑誌(PR:Amazon)壮快2018年4月号26~27ページを参考にしています)
高圧剤を嫌った椎名さん 玉ねぎスライスを朝食に食べると
薬を飲むと170mmHg、80mmHgくらいまで下がるのですが、椎名さんは薬の服用に抵抗がありました。
一度降圧剤を飲むと、その後の人生、ずっと飲まなければならないという話を聞いていたからです。
しかたなく医者の言葉に従いましたが、そのときは、ちょっと暗い気持ちになりましたね。
薬を飲んでも、期待したほどは数値が下がらないし、この程度で、ずっといくしかないのかなぁ、と思っていました。
そんなとき、玉ねぎの健康効果を紹介した本に出会います。
玉ねぎの血圧上昇抑制効果を知った椎名さんは、奥さんの渡辺一枝さんに頼んで、四分の一個分のスライス玉ねぎを毎日の朝食に出してもらうことにしました。
「スライスしてからしばらく空気にさらしておくと効果が高まる」とあったので、それも実践してもらうことに。
半年ほど毎朝食べ続けていたある日。椎名さんの体に異変が起きます。
全身の力が突然抜けて、体がへな~っとなったのです。
血圧が跳ね上がったのか、と慌てて測ったら全くの逆でした。
なんと最大血圧が100mmHg、最小血圧が55mmHgと低血圧になっていたのです。
何度測っても結果は同じで、これには椎名さんも大変驚いたそうです。
それ以来、降圧剤を飲むのは止め、毎朝スライス玉ねぎを食べています。
現在の血圧は140mmHgと60~70mmHg程度で安定しています。
椎名さんは「ほかに思い当たることはないので、これは絶対玉ねぎ効果だと、確信しています」
ちなみに玉ねぎについては、2017年6月、国際食品研究専門誌に
「玉ねぎはガン細胞を自殺に追い込む力がある」
と発表されています。
カナダのゲルフ大学の研究チームが、大腸ガンの細胞を培養した容器に玉ねぎから抽出したケルセチンを入れたところ、ガン細胞にアポトーシス(細胞自死)反応が生じたのです。
この実験では、色の異なる5種類の玉ねぎからケルセチンが抽出されました。効力が最も強かったのは、紫玉ねぎだったそうです。
研究チームは「色が濃い玉ねぎほど、ガン細胞を殺す能力が強い」と結論づけています。
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