手塚治虫さんの健康・食生活への意識 反面教師に?

日本漫画界の巨匠・手塚治虫さんが医師免許を持っていたことはよく知られています。
 
代表作「ブラックジャック」は医師としての知識が無ければ描かれなかったでしょう。
 
しかし、手塚さんは自身の健康や食生活にはあまり頓着されなかったようです。
 

以前読んだ「40歳からの『太らない食事力』」の著者、宗像伸子さんが勤務していた病院に、手塚さんが入院しました。(この本については、こちらをご覧ください)
 
 
手塚さんが亡くなるおよそ1年前の話です。
 
宗像さんによると、手塚さんは食事が人間に与える影響、重要性をよく理解していたそうです。
 
しかし、手塚さんは漫画の仕事があまりに忙しいため、食に興味はあっても「このところ何を食べたのかおぼえていない」という生活だったのです。
 
 
これについて、宗像さんは次のように書いています。

手塚先生ほどに、医学、食事、ともに造詣が深かった人が、取り返しのつかない大病を患ってしまった。
 
もし先生ご自身で仕事をセーブし、生活習慣を改めることができていれば、今でもリアルタイムの手塚作品を目にすることができたかもしれません。
 
そして結果的には、仕事の分量においても、より多くの作品を残すことができたのではと、私は悔しい思いで一杯になるのです。
 
 
病室での先生との話のなかで、やんわりとそのことを指摘したこともあります。
 
すると先生は、
 
「次から次へと編集者やスタッフが、催促や打ち合わせ、依頼でたずねてくると、どうしても断りきれなくてね」
 
この言葉は、多くのサラリーマンの人たちがいう言い訳とよく似ています。

手塚さんは胃がんを患い、1989年2月9日 60歳で亡くなってしまいます。
 
 
宗像さんの言うとおり、「もっと多くの作品が残せた」年齢です。(死因は胃がんではなく過労死という説もあります)
 
ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)
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「忙しいから食べ物は無頓着、身体を動かすヒマも無い」という方はいませんか?
 
時間が無いのはわかりますが、良い仕事を長く続けるためには、「自分の身体のための時間を作る」ことも必要ではないでしょうか。
 

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