漬物の「床」というと、まずは「ぬか」を連想します。
実は漬物床には意外といろんな食材があり、ネット上にも多くの作り方が公開されています。
このコンテンツでは、日経新聞さんの（だいぶ昔の）記事にあったレシピを紹介します。
ニッケイプラス1の記事 パンやじゃがいもを漬け物床に
2010年8月14日付日本経済新聞の「ニッケイプラス１」にも、変わり種の漬物床に関する記事がありました。
日経の記者さんがパンやじゃがいもでも床を作り、食材を漬けこんで味を確かめるというもの。
以下に、それぞれの床の作り方や相性のよい食材をまとめます。
漬ける食材はいずれも一口大に切り、７～８時間漬けます。
パン床の作り方 洋野菜の漬けもの向き
材料 食パン400グラム ビール１カップ 水１カップ 塩大さじ3
・パンは１cm角に小さくちぎり、材料を混ぜ合わせれば床のできあがり
・クレソンやズッキーニなど洋野菜を漬けるのに合う
・床にニンニクやタマネギ、ローリエなどを足すとパプリカを漬けるのにも使える
じゃがいも床の作り方 クセがなくいろんな食材に
材料 じゃがいも500グラム 塩100グラム 砂糖100グラム
・じゃがいもは電子レンジで加熱し、マッシュする その後全ての材料を混ぜる
・クセがないため、いろんな食材に使える
・トウモロコシ、ブロッコリーを漬けてもOK
みそヨーグルト床の作り方 肉や野菜に 魚の臭みも消せる
材料 みそ200グラム ヨーグルト１カップ 砂糖大さじ２
・材料を全て混ぜればOK
・みその味がしっかりつくので、肉や野菜に最適
・牛肉、タラ、豆腐、こんにゃく、チーズを漬けても美味しい
・ヨーグルトが魚の臭みを消し、かつ調理では調味料いらず
ぬかヨーグルト床の作り方 どんな野菜にもOK
材料 ぬか150グラム 塩大さじ１と２分の１ 昆布茶大さじ２ ヨーグルト１カップ 赤トウガラシ１本（輪切り） 水大さじ１
・全ての材料を混ぜ合わせたら、電子レンジの弱（150～200Ｗ）に30秒かけて20分放置、を三回繰り返す これにより、発酵が促進される
・どんな野菜にもよく合い、風味が普通のぬか漬けよりもまろやか
・定番のキュウリやニンジンはもちろん、オクラ、ゴボウもOK
パンやイモの床は腐ってしまいそうですが、塩と砂糖を多量に加えるので、冷蔵保存を続ければ腐敗はしません。
記事によると、最もおいしかったのはじゃがいも床とトウモロコシの組み合わせだったそうです。
