筋トレや運動の直後に入浴するのはあまり良くありません。
汗で体がベタついているのでお風呂へ直行、といきたいところですが、運動後最低でも30分くらいは間をあけたほうが良いようです。
その理由は…
運動直後の入浴は疲労回復を妨げる
運動直後は老廃物の排泄や酸素の供給のために、体内の血流量が増加しています。
その状態で入浴すると抹消血管が拡張して血液が皮膚の方へ移動してしまいます。すると、酸素供給や排泄のための血液が不十分になるのです。
結果として、疲労回復が遅れてしまいます。
筋トレをやってるジムでは、トレーナーさんや顔見知りになった人からも「筋トレ直後に熱い風呂に入ってはいけない」と言われました。
でも、汗をかいた状態で30分もそのままというのはちょっとキビしい気がします。
そこで私はトレーニング後にどうしても入浴したい時は湯温をおもいっきりぬるめにしています。「水より少し温かいくらい」の温度ですね。
要は熱いお湯に入らなければOKでは?という(安直な)考えですが、大量に汗をかいた後はやっぱりすぐ体を流したいですよね。
入浴とはちょっと違いますが、昔ちょっとキツめの筋トレをしたときは、水風呂に入っていました。
入る瞬間は冷たくてキャーキャー言いますが、一旦入ってしまうと非常に気持ちよく、疲れの残り方もだいぶ軽かったと記憶しています。
プロ野球・横浜ベイスターズの剛腕ストッパー、クルーン投手もトレーニング後には水風呂に入っていたというスポーツ新聞の記事を読んだことがあるのですが・・・。
血流云々のことを考えると、水風呂に入るのも良くなかったのかもしれません。(´Д`)
飲酒後の入浴もあまり良くない
ちょっと飲み過ぎた後などは、できるだけ早くアルコールを抜きたいもの。
そんな時、お酒の席から帰宅してお風呂に入るのはアルコール排出の助けになるのでしょうか?
結論から言うと、お酒を飲んで体にアルコールが残っている場合、お風呂に入るのはおすすめできません。
お風呂に入ると血液が全身に分散してしまうため、アルコール代謝の要である肝臓への血流量が減少してしまいます。するとアルコールが抜けるのも遅くなるわけです。
お酒を飲んで帰宅したらお腹だけを温かくして安静にしておきましょう。肝臓を冷やすとアルコール分解の働きが鈍ってしまいます。
お風呂に入りたくて仕方ない場合でも、軽くシャワーを浴びるだけにしておくのが賢明です。
アルコールが抜けても、頭痛や体のだるさ、あるいは顔のむくみなどいわゆる二日酔いが起きることがあります。
こうなったら、水分を補給しつつ、お風呂に入ったり運動することで汗をかくのが効果的になります。むくみが起きるのは血液中の水分が細胞内にしみ出ているからで、この水分を汗で排出するわけです。
血液中には水分が不足しているので水分を補給するのを忘れずに。
一番大切なのは飲みすぎないことですが。