心不全とは、心臓の持つポンプ機能、つまり血液を送り出す・吸い上げる機能が低下した状態を言います。

心臓の機能低下により、体が必要としている血液量(血液循環量)を保てないため、生命の危険に直結する重篤な状態です。

心不全の原因

心臓が機能しなくなる原因は多岐にわたります。
 
主なものは以下のとおりです。
 
・心筋梗塞 
・高血圧 
・心筋に炎症が起こる心筋炎 
・心筋に障害が起こる心筋症
・心臓の弁である僧帽弁の断裂 
・心臓の弁が正常に機能しなくなる心臓弁膜症

 

 
一昔前には「死因がよくわからないときには、とりあえず『心不全』と書いておく(死直前の終末期状態では誰でも心臓の機能が低下するので)」なんて風潮もありましたが、今では是正されています。
 
現在の死亡診断書には、終末期状態の心不全を直接の死因と書かないようにとの注意書きがあるそうです。
 
ただし終末期以外で心不全の症状があらわれ、それが死因となった場合は別です。




心不全を予防するには 生活習慣病の対策を

心不全を防ぐには、いわゆる生活習慣病を防ぐ心がけがそのまま有効です。
 
すなわち高血圧、肥満にならないようにする、といったことですね。
 
塩分をとりすぎない、タバコは吸わない、適度に運動する、過度の飲酒や脂肪分摂取は控えるなどの生活習慣病対策がそのまま心不全対策になるのです。
 

 
「運動をすると心臓に負担がかかるので心不全対策では運動をしないほうが良い」という意見もあります。
 
確かに激しすぎる運動は心臓に負担をかけますが、適度であれば運動するほうが心不全対策になります。
 
管理人としては、スクワットなどの筋トレとウォーキングや水泳などの有酸素運動の組み合わせが効果的と考えています。
 
自分がやりやすい種目を選んで習慣にしてみてはいかがでしょうか。
 
このコンテンツ作成時点では、管理人は食後のスクワットを実践しています。食後血糖値の急上昇抑制を目的にしています。