「脂肪の体内への吸収を抑える」という名目でウーロン茶やコーヒー、コーラのトクホ飲料が発売されています。
普通の清涼飲料水よりやや割高ですが、多くの人に支持されているようです。
このコンテンツではトクホ飲料の効果的な飲み方などをまとめています。
トクホ飲料を飲むタイミング 食後でもOK
トクホ飲料は、食事をとりながら飲むのが一般的のようですが、食事の後に飲んでも効果が期待できるそうです。
食事の脂肪は食後2~4時間後に最も多く血液中に吸収されます。
そこで、脂肪吸収抑制飲料を飲むなら
食事中か、遅くとも食後1時間後くらいまで
の間に飲むのが効果的です。このタイミングで飲めば、脂肪が吸収されるのをうまいこと防いでくれます。
「油っこいものたくさん食べちゃったなー」という時でも、食後1時間以内に飲むことができれば効果は期待できるわけです。
このタイプのトクホ飲料はちょっと割高なので、習慣として飲むのは私個人的にはちょっと苦しいですが、外食で肉や揚げ物を多く食べた後に何度か飲みました。
外食の際はこうした飲料を持ち込んで食事中に飲むわけにはいかないので、どうしても食べた後に飲むことになります。
効果があったかどうかが目に見えてわかるわけではありませんが、「食べ過ぎたけどこれでちょっとは脂肪の吸収がセーブされるんじゃないかな?」とは思えます。
そのおかげでさらにその後食べてしまってはいけないですけど・・・。
トクホのメッツコーラ飲んでみました 産経ニュースの記事
少し前にトクホの「メッツコーラ」がキリンビバレッジさんから発売されました。
脂肪吸収の抑制効果があるそうで、ものすごい売れっぷりなのだとか。
この件に関連してMSN産経ニュースさんに記事がありました。
健康には食事のバランス 特保の飲料 過剰な期待は禁物
sankei.jp.msn.com/life/news/120620/bdy12062008040001-n1.htm
(現在この記事は削除されています)
この記事によると、メッツコーラには「難消化性デキストリン」が1本あたり5g入っていて、水溶性の食物繊維であるこの成分が脂肪の吸収を抑える働きをするそうです。
メッツコーラ、私も飲んでみました。
トクホや食物繊維云々だからといって特に味がヘンなどということはなく、普通に美味しいコーラです。
これで脂肪吸収抑制効果があるのならウケるだろうな、とは思うのですが、上のMSN産経ニュースさんには、こんな話も。
引用させて頂きます。
群馬大学教育学部の高橋久仁子教授(食物学)は
「この飲料で得られた『中性脂肪の上昇抑制』効果は、肥満かつ脂質異常症と診断されかねない平均年齢43歳の人を対象に、高脂肪食をとった場合のもの。肥満でも脂質異常症でもない若い人が、通常の食事をしながら飲んだときにも効果が期待できるかは分からない」
と話す。
要は、トクホ取得の根拠となった際の条件は、かなり限られていた、ということでしょう。
食物繊維が含まれている以上、脂肪吸収抑制効果はある程度誰にでも期待できるとは思いますが。
言うまでもありませんが、メッツコーラを飲んだから、いくらでも油っこいものを食べられる、と解釈してはいけません。