スマホが脳に与える影響 ジョブズ氏でも子供には使わせなかった

スマホを使っている時の脳の働きを調べた詳細なデータはまだありませんが、川島教授は次のような仮説を立てています。
 
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テレビゲームをしている時は、脳の前頭前野の血流は安定時以上に下がります。
 
(この記事は雑誌 週刊文春 2014年 6/12号135~137ページを参考にしています)
 

また、ゲームで長時間遊んだ後の30分から1時間ほどは前頭前野が麻痺したような状態になり、本来の機能がなかなか回復しません。
 
前頭前野は、記憶 学習 行動の抑制 将来の予測 コミュニケーションといった活動を司ります。
 
そのため、上で挙げた「麻痺状態」では、本を読んでも理解力が低下することがわかっています。
 
 
川島教授は、スマホを長時間使用すると、脳が長時間のゲーム後と同じような状態になるのではないか、と考えているのです。
 
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仙台市教育委員会はこうした結果を重視し、今年4月には「中学生向けニュース」としてリーフレットを作成し、仙台市内の全市立中学校に配布しています。
 
 
ちなみに川島教授の研究では、スマホの利用時間が1時間未満と答えているグループの平均点は、スマホを全く使用しないグループよりも点数が高くなりました。
 
おそらく、気分転換や息抜きとして上手に使うのであればスマホは良い作用をもたらすと考えられるのです。
 
 
ただし川島教授は子供のスマホ依存に強く警告を発しています。子供は簡単に中毒状態になるので、大人のギャンブル依存よりも深刻であるとしているのです。
 
 
影響があるのは、ある程度成長した子供だけではありません。
 

 
最近では、授乳中の赤ちゃんと目も合わせずにスマホをいじり続ける母親もいるそうです。
 
赤ちゃんは母親と目を合わせることで感情表現を学ぶと言われています。成長期に目を合わせず育つと、発育にも影響があるのは明らかです。
 
 
また、大人のこうした姿を見ていると、子供もますますスマホに依存するようになってしまいます。
 
 
厄介なことに、子供はスマホ大好きですよね。友人の子供も、ホントに使い続けています。ゲームだ動画だと一日数時間は浪費しているのではないでしょうか。
 
川島教授は「スマホの長時間利用の規制を真剣に考える時期にきている」としています。
 
 
最後に、こちらの記事を紹介します。
 
スティーブ・ジョブズが子どもにiPhone やiPadを使わせなかった理由
ttp://singaporeryugaku.blogspot.jp/2014/09/iphone-ipad.html
 
一部を引用させていただきます。
非常に示唆に富んでいます。ぜひお読みください。

「私達は、子どもたちのテクノロジー機器の利用を制限しています。」と、ジョブスは2010年、我が子のハイテク機器利用時間が増えることを心配して語った。
 
現代の親なら百も承知だろうが、iPhoneやiPadは子ども達にとって非常に魅力的だ。
 
これら手のひらサイズの機器は最先端のおもちゃである。長い休暇、長いドライブの間などの親が忙しい時に、親の代わりとなって、子どもたちを喜ばせ、気晴らしをさせ、静かにさせてくれる。
 
しかし、こうした超便利な助っ人に感謝する前に、それらの機器が子どもたちに及ぼす潜在的な害について心配すべきなのではないか?スティーブ・ジョブズはそう考えていた。
 
 
今週発表されたニューヨーク・タイムズの記事で、ジャーナリストのニックビルトンは、ジョブスに彼の子どもがどのくらいiPadに夢中なのかを聞いた時の返事に驚いたことを回顧する。
 
 
「子どもたちは、(iPadを)まだ使ったことがないのです。私は子どもたちのハイテク利用を制限しています。」

開発者が自分の子供に使わせなかった、という事実だけで、親がどう行動すべきかは明白ではないでしょうか。
 
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LINEなどスマホばかり見ている子供さんにも自発的な勉強を促します。
 

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