前ページからの続きです。(前ページではフィギュアスケート、水泳、サッカー、スキーについて書いています)
主なスポーツを子供が始めるのに適した年齢をまとめています。
向き・不向きやケガなどのリスクも参考にしてみて下さい。
(このコンテンツは月刊トレーニング・ジャーナル2011年6月号を参考にしています)
テニス
■年齢の目安 8歳
■必要条件
・ボール感覚のある調整力とコンディション
・しっかりとした胸部
■リスク
・膝と肘への過度な負担
・背中の痛み
・高度な競技技術を要求されるストレス
・要求に機能しない不安
テニス 世界最先端の練習法
体操
■年齢の目安 5歳
■必要条件
・リズミカルな身体感覚と調整力
・身長が低いこと
・体重が軽いこと
■リスク
・高度な負荷によるすべての関節と脊髄の損傷
・挫傷、打ち身
・とくに女子の場合、極端な成果主義からやせるためのストレス
新版・絵でわかるジュニアスポーツ〈7〉体操競技(器械運動)―ルールと技術
バスケットボール
■年齢の目安 8歳
■必要条件
・投げる、キャッチする、ジャンプに関する身体支配能力・コンディション
■リスク
・打ち身
・手の指、脚、肩と頭部のケガ
考える力を伸ばす!バスケットボール 練習メニュー200
陸上競技
■年齢の目安 10歳
■必要条件
・好んで走るタイプ
・脚部の基本的な潜在能力
・持久力、調整力
■リスク・脚、膝と脊髄のケガ
陸上競技―練習法百科
アイスホッケー
■年齢の目安 6歳
■必要条件
・身体のバランスと器用さのある調整力
・筋力
・持久力
■リスク
・打ち身
・股関節と膝のケガ
・あご骨の骨折
ハンドボール
■年齢の目安 8歳
■必要条件
・器用さと機をみて敏捷に投げ、キャッチができる調整力・コンディション
■リスク
・肩、肘、膝と股関節のケガ
基本が身につく ハンドボール 練習メニュー200
私は、子供の身体能力を養うベースになるのは「外遊び」だと思っています。
歩く、走る、飛び跳ねる、持ち上げる、何かにつかまる、ぶら下がる、飛び降りる、転がる、などなど、多彩な運動をすることで身体と神経にバラエティ豊かな刺激を受けられます。
外遊びほど子供の運動機能を成長させる運動はないのです。
子供が外遊びで身体を動かす素養を身につけ、ある程度の年齢に達したら、いくつかのスポーツを経験させるべきではないでしょうか。
ひとつの種目だけやるよりも、多種目を経験する方が結果的に子供の運動能力を高めるそうです。
また、子供が楽しいと感じる種目をやるべきです。親の考えを無理強いして、子供が運動嫌いになってしまうと、修正するのは大変です。
子供がすすんで実践する運動であれば、身体的・精神的にも良い影響を受けられます。
子供は何歳からどんなスポーツを始めると良い? 終わり。