「トレーニングジャーナル」の 2011年6月号に、スポーツ開発研究所代表の川口征夫さんの「どんなスポーツをいつから?」という特集がありました。
子供が運動を始めるのに、何歳から、どのスポーツを行うと良いのかを検証した記事です。
川口さんは、子供がスポーツを行う際、次のような前提および注意点を挙げています。
・精神面の負荷を抑えるため、競技会や試合に出場するのは8歳以上にするべき
・両親の希望を子供に過剰に託したり、子供への要求を必要以上に強くすると、ストレスにより子供が意気消沈し、やる気を失う
・女子の場合は食欲欠如症になる場合もある
また記事には、ドイツのスポーツ専門誌「SPORT BILD」の特集を参考にして、子供が各種スポーツを始めるのに適した年齢、適性やリスクが表にまとめられています。
記事の内容を紹介します。
(このコンテンツは月刊トレーニング・ジャーナル2011年6月号を参考にしています)
フィギュアスケート
■年齢の目安 5歳
■必要条件
・リズミカルな身体感覚と調整力
・体重が軽いこと
■リスク
・通常体温以下になる
・腎臓への悪影響(感染)
・股関節、膝関節のケガ
・高度な競技力が求められることからの不安による挫折
・フィギュアスケートの本・DVD
水泳
■年齢の目安 7歳
■必要条件
・泳ぐ姿勢(身体の中心に重心が維持できるか)
・手足が長いこと
・やせ型タイプ
■リスク
・水虫の発症
・皮膚のアレルギー
・通常体温以下になる
・膝関節の故障(平泳ぎの場合)
・水泳の本・DVD
サッカー
■年齢の目安 6歳
■必要条件
・走ることが際立っていることとコンディション
■リスク
・打ち身
・出血、内出血とすねの打撲
・サッカーの本・DVD
スキー
■年齢の目安 4歳
■必要条件
・身体の調整力
・ギムナスティック、動きを通して、スキーに必要な筋群の構築
・持久力
■リスク
・落下によるケガ
・腕と脚の骨折
・十字靱帯損傷
・ケガ、故障によって大きな成果が期待できない
・スキーの本・DVD
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次ページではテニス、体操、バスケットボール、陸上競技、アイスホッケー、ハンドボールについてまとめています。
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