私は毎週金曜日、クロールで40分間泳いでいます。
生来ズボラで何事も続かない私が、習慣として珍しく長年続いています。
わずか週一回とはいえ、水泳の習慣は私にいくつかの変化をもたらし、それらは私の健康維持に大きく役立ってくれています。
水泳で私の体に起きた変化
水泳を続けることで私の体に起きた変化などをまとめます。良い点だけでなく、悪い点も挙げています。
これからやってみようかな?とお考え方は参考にしてみて下さい。
筋肉が発達した
上半身の筋肉は、水泳を始める前より間違いなく発達しました。特に肩周り、広背筋(背中上部にある、「逆三角形体形」を作る筋肉です)は自分でもうっとりするほどです(←?)。
久しぶりに会った親戚から「ごっつく(筋肉質に)なったねー」と言われたのは、水泳のおかげです。
上腕三頭筋(よく「たぷたぷ」になる、力こぶの裏側の筋肉)もよく鍛えられます。これらの筋肉は、泳いだあとよく筋肉痛になるので、水泳(クロール)で主に使っていることがわかります。
対して、上腕二頭筋(力こぶ)はほとんど鍛えられません。
手のひらをちゃんと広げて真面目に水をかくようにすれば前腕の内側にもしっかり効きます。さすがは全身運動。
下半身の筋肉は、筋肉痛になることはほとんどないのですが、水泳をしたあとはひざ痛がなくなるので筋肉が鍛えられているのは確かです。
泳いでいて疲れてくると、どうしても腕だけに頼って泳いでしまうので、もう少し意識してキックをすればもっと脚にも利くんだと思います。
オリンピックに出るようなスイマーはレース中に腕のストロークと脚のキックの力配分を変えるそうで。(ちなみにクロールの推進力は腕で7割、脚で3割生み出されるそうです)
カゼをひきにくくなった
水泳の健康効果で最も大きいのは、これかもしれません。得意のうたた寝で身体が冷えても、鼻かぜ程度で済んでしまいます。
スピルリナやヨーグルトによる免疫力アップがカゼをひかなくなった第一の要因だとは思うのですが、人と話していて「水泳始めてからカゼひかんようになったなぁ」としばしば聞くことを考えても、水泳のカゼ防止効果も負けず劣らず大きいようです。
私としては、ノドなどの粘膜についた雑菌を、タンとして排出する力が強くなるようです(汚くてすみません)。しっかりした根拠はありませんが、それほど間違ってないと思ってます。
また、全身に筋肉がついて体温が上がりやすい体質になったのも大きいでしょう。体が冷えやすいと、免疫力の低下はじめ様々な弊害が出るのは、いまや常識です。
個人的に起きる現象・じんましん
私は水泳を終えて温水のシャワーを浴びているとじんましんが強烈に出てきます。この理由はいまいちわかりません。
5分ほどですぐひいてしまうのでそれほど深刻なものではないですけど。
ラジオの健康相談を聴いていたら「運動のあとにじんましんの出やすい人がいる」というのをやっていたのでそのタイプかもしれません。
あと、私はからだが疲れ気味の時にアルコールを飲んでもじんましんが出ます。(これは肝臓が弱っている時に出る症状のようです)
水泳の欠点 骨は強化できない
ここまで、健康に良い点を多めに紹介してきましたが、ひとつ注意点を挙げておきます。
水中の運動では、骨密度を上げる効果は期待できません。
骨にかかる重力が小さくなる分、骨への刺激も少なくなってしまうからです。実際に、水中で過ごすことの多いシンクロナイズドスイミングの選手は骨密度が低めの人が多いそうです。
骨密度を高める目的では、水中運動はおすすめできません。
欠点もありますが、いろいろ調べたうえでの私の結論は、「概ね、プールでの運動っていいんじゃないかな」というものです。
積極的に否定する材料は、私には見当たりません。
地上での運動(ウォーキング・筋トレなど)とは違うキツさがあるので、まだ習慣にはしてないよというあなたは、プログラムのひとつに加えてみてはいかがでしょう?
意外とくせになるかもしれませんよ。
次のページには、水泳前の食事などで気付いた点をまとめます。