子供の体力についての統計を調べてみると、1985年ごろを境に子供の筋力が低下していることがわかります。

特に85年から95年にかけての落ち込みが激しくなっています。

家庭用ゲーム機と遊び場減少で子供の体力低下 骨折の発生率は増加

この期間に何があったかというと、テレビゲーム機「ファミリーコンピューター」が大流行し、バブル景気の土地開発によって空き地がなくなった時期なのです。
 
子供たちが外で遊ばなくなったため、筋力低下の一因と考えられています。
 

 
文部科学省が04年4月に開設した子供体力向上ホームページによると、子供の体力が低下したその他の理由として
 
・空き地や生活道路といった子供達の手軽な遊び場の減少
・少子化や、学校外の学習活動など仲間の減少

 
を挙げています。
 
週に三日以上運動やスポーツをする子供の割合は、1970年代と06年を比べると6割から8割にまで減少しています。
 
運動をしなくなると、筋力・体力が低下すると同時に骨も弱くなります。06年の子供の骨折の発生率は1970年代の約2倍になっているとの調査結果もあります。

私は家庭用ゲーム機ド真ん中世代 落ちたのは体力だけでなく…

「ファミコンで遊ぶようになった85年ごろ」というと、私の年代がそのものズバリです。
 
確かに、ファミコンが発売されてからは私も室内で長時間ゲームをやるようになりました。
 
ロールプレイングゲームなどはご多分にもれずハマッてしまい、休みの日などは一日中やっていました。
 
座ってばかりなので体力は当然弱りますし私の場合、何より視力が落ちたのがキツかったです。(お時間があったら関連記事をご覧ください)
 
それでも私の時代は、まだ空き地や公園で遊んでいたように思います。川の中を歩きまわって釣りもやってましたしね。
 

 
いまは外で遊んでいる子供はほとんど見ません。寒い時期は特にそうです。
 
私の住まいの近くには小学校があるのですが、登下校時以外に屋外で子供の姿を目にする機会は少ないです。
 
私の時代はテレビゲームだったように、いまの子供は携帯型ゲームやスマホ、タブレットで遊んでいるのでしょうか。
 
栄養状態は良くなったかもしれませんが、体力が低下傾向にあるのは間違いなさそうです。