子供の呼びかけへの反応と自閉症・発達障害

1歳になる子供が名前を呼ばれても反応しない場合、その子供は自閉症や発達障害になる可能性が高くなるという報告があります。
 
カリフォルニア大学の研究者グループによって、米国の小児学専門誌07年4月号に発表されました。
 

研究グループは、兄弟に自閉症のいる幼児101人(自閉症リスク群)と、リスクのほとんど無い幼児(対照群)46人に臨床試験を行いました。
 
試験では、おもちゃを持たせた幼児の背後から研究者が幼児の名前を2回まで呼びます。
 
 
リスク群のうち46人と対照群の25人を2歳まで追跡して調査しました。この結果、1歳時点では対照群の全員が名前に反応しましたが、リスク群では86%にとどまりました。
 
1歳時に名前を呼ばれて反応しなかった子供の四分の三に発達障害が見られました。
 
 
子供の発達障害という場合、主に精神発達障害を指しています。つまり情緒や認知、行動といった側面で発達に問題がある場合です。
 
相手の言葉の理解や話す力、あるいは状況を判断する力などの知的な能力が年齢と比べて低く、社会生活に支障が出る場合は、発達障害の精神遅滞(知的障害)と分類されます。
 
 
心理発達テストでIQが
 
・35未満であれば重度精神遅滞
・35~50であれば中度精神遅滞
・50~70は軽度精神遅滞

 
と判定されます。
 
70~85は境界領域知能と分類され、知的障害とは違って環境が整えば自立した社会生活が可能と考えられています。
 

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