このコンテンツでは、親が子供に与える影響についてまとめています。

親の日ごろの行動や妊娠中の喫煙について、アメリカ・イギリスの研究です。

タバコを吸う親の子供はタバコを買う ロールプレー実験

米国医師会「小児科学と思春期医学」の05年9月号に、2~6歳の子供120人を対象にした調査の結果が掲載されました。
 
大人の嗜好品73種類の中からすきな物を買うロールプレーをさせる実験です。
 

 
実験の結果、子供は平均約17種類の品物を購入し、28.3%の子供はタバコを、61.7%はアルコール類を買っています。
 
親がタバコを吸う子供は、そうでない子供より3.9倍タバコを買う可能性が高くなっていました。
 
日本では「子(人だったかな?)を知るにはその親を見よ」という言葉がありますよね。
 
私としては、この言葉はかなりの高確率で正しいと感じています。
 
私の前の職場にはいろんな人がいました。青果市場だったので人の数は多く、親子で仕事をしているお店もたくさんありました。
 
そこで働いている多くの子供さんたちより私は年上でした。
 
中には「なんじゃこの子は?」と思う子もいて、「世代が違うのかな?」とも考えたのですが、そういう子は往々にして周りの評価も私と似たようなもの。
 

 
そして親もその子に似て(というより子が親に似たのか?)「なんだかな~」という感じの人が多かったです。
 
職場にはいわゆるオバさん世代の人も多く、私はその世代の人達ともよくしゃべっていました。
 
私の「なんだかな~」という感じはオバさん達も同感のようで、私はオバさん達と考えが合いました。
 
かく言う私も周りの人から「なんだかな~」と思われていたかもしれません。
 
もし私に子供ができたら、その子が「なんだかな」評価を受けないようにしないと・・・。




妊娠中にタバコを吸うと子供が笑わなくなる

今の世の中、妊娠中に喫煙する人はいないと思いますが・・・。
 
イギリスの研究では、妊娠中にタバコを全く吸わない、あるいは禁煙した女性が生んだ子供は、喫煙した女性の子供に比べて明るくよく笑うことがわかりました。
 

 
イギリス・ヨーク大学のピケット博士らは、00~02年の間に国内で生まれた約1万8千人の赤ちゃんと、母親の喫煙習慣を調べています。
 
母親をヘビースモーカー、ライトスモーカー、妊娠を機に禁煙した人、全く吸わない非喫煙者の4グループに分けて調査しました。
 
その結果、禁煙した、あるいは非喫煙者の子は笑うことが多く社会的スキルの習得も早かったそうです。
 
喫煙は特に女性にとっては百害あって一利なし、です。(もちろん男性にもメリットはありません)
 
タバコを吸う女性は何が目的なのでしょうか?
 
胎児への影響という深刻なものだけでなく、単に「タバコを吸うと老ける」という理由だけでタバコは論外と判断できると思うのですが。
 

 
タバコを吸いながら一方でエステや化粧品にお金をかける、なんてのは何ともおかしな話です。
 
最近は喫煙する女性が増えているそうなので、なんだかなぁ~、という感じです。