ADHDとは(注意欠陥多動性障害)の略で、主に子供に見られる症状ですが、大人にもADHDは起こります。
 
子供の場合は落ち着きが無く、親の言うことを全く聞かず、走り回ったりする、衝動的で生活に支障をきたすといった症状が見られます。

ADHDは脳の機能異常による軽度の発達障害のひとつです。子供の3~7%がADHDであるという統計もあります。
 
ADHDにはLD(学習障害)や自閉症を伴うケースが多く、特にLDはADHDの半数以上に併発するとされています。
 
学校生活や勉強に支障が出るため成績が落ち、子供が劣等感を持つなど深刻な状況に陥ることもあります。
 
LDによって引き起こされる主な症状には次のようなものがあります。
 
・算数障害
数字を認識し、計算することができない。
 
・書字障害
文章を読んで理解することはできるが、文字を書くことができない。
 
・読書障害
文章を正確に読んだり、書き言葉の内容を理解することができない。
 
一般には、ADHDの幼児でも中学校へ入学するころには行動が落ち着くと言われています。
 
しかし、LDによる成績悪化などから、失敗経験や強迫感を経験していることがあります。
 
すると不安やうつ、強迫性障害などの二次障害などが起きることがあるのです。
 
ADHDの対策として重要なのは早期診断と治療のための環境整備なのですが、専門の医師は絶対的に不足しています。
 
まず小児科の医師数が不足しており、ADHDに詳しい医師となると全国に200~300人しかいないといわれています。
 
ADHDの認知度を高める余地もまだ多くあります。

ADHD対策サイト紹介 ADHD.co.jp

子供のADHDに見られる
 
・集中が続かず忘れ物が多い
・落ち着きがなく、突発的な行動をとる

 
といった症状は、「子供本人の努力不足」「親のしつけの悪さ」などが原因と誤解されやすい傾向にあります。
 
ADHDは発達障害の一種なので、しつけや努力とは関係ありません。
 
親はじめ周囲のサポートによる診断・治療が必要であり、そうした支援の参考になるサイトがあります。
 
それがこちら「ADHD.co.jp」です。
https://www.adhd.co.jp/
 
サイト内にはADHDのアニメーション(絵はカワイイのですが、なかなか切実な内容です)はじめ、「改善へのヒント」カテゴリ( https://www.adhd.co.jp/tips/ )には

・学校、家庭、医療機関の連携が大切です
・ADHDと診断されたら
・保護者の方へ~お子さんへの対応
・田中康雄先生のADHD子育てお悩み相談室
・ペアレント・トレーニング ロールプレイ ビデオ
・お子様への対応 ビデオ
・お薬カレンダー
・通院すごろく
・収納・レイアウトのコツ
・座っていられるツール
・お母さんたちのお茶会
・学校関係者の方、先生方へ~幼稚園・保育所、学校での対応
・学校関係者・保育者の方向け:ADHDの子どもたち
・学校での対応 ビデオ

 
といったコンテンツがあります。
 
塗り絵や間違い探しをPDFファイルでダウンロードすることもできます。
(2011年2月時点の内容であり、今後変更される可能性があります)
 
身内にADHDの子供がいなくても、理解を深める意味でサイトをご覧になってはいかがでしょうか。