「生まれてくる子供のIQを上げ、運動能力・社交性を高めたいなら妊娠中に魚油をとるべき」という研究結果を、米国立保健研究所の調査チームが発表しました。

06年1月中旬、ロンドンでの「脳化学と身体栄養学学会」で発表されたその研究によると、魚油に多く含まれる「オメガ3脂肪酸」が上のような効果を持つことがわかりました。





研究では、英国の親子1万4千人を対象にしたデータが解析されています。
 
その結果、妊娠中にオメガ3脂肪酸の摂取量が最も低かった女性の子は、平均レベルでとっていた母親の子に比べて言語IQが6ポイントも低かったそうです。
 
この脂肪酸の摂取量が多かった女性の子供は3歳半の時点で運動能力が優れていました。反面、摂取量が足りないと社会的交流に障害を及ぼすとも指摘されています。
 
独立行政法人の国立健康・栄養研究所の調査によると、魚油は糖分の過剰摂取による脂肪肝を予防する効果があるそうです。
 
しかし、脂肪分摂取による脂肪肝は悪化させてしまうことがあります。
 
つまり糖分のとりすぎによる脂肪肝に対して魚油は効果的ですが、脂肪分の過剰摂取による脂肪肝には魚油はNGということです。
 
魚油を利用する場合は、自分の食生活をチェックしてみましょう。