先日、ある人と子供の偏食について話をしました。
 
以前私のメルマガでも紹介したように、最近は「子供が野菜を食べなくても構わない」という主張もあるそうです。
 
とはいえ、親の立場からすると「食べないよりは食べた方が安心する」のは間違いありません。

私が聞いた「子供の偏食を無くすためのポイント」で、覚えているものを紹介してみます。


 

子供の偏食をなくすコツ

まずは最近の風潮とも関連して、
 
・子供に個食をさせない
 
ことが挙げられます。
子供は嫌いなものを自分から食べようとはしません。個食が続くと好きなものばかり食べるため、偏食が進んでしまいます。
 
次に、上と関連している
 
・家族団欒の中で食事をする
 
があります。
 
親が美味しそうに食べて見せれば、子供も興味を持ちます。
 
ちなみに私が納豆を初めて食べた時は、父親が納豆を一粒だけ私に食べさせてくれました。その光景はいまだに頭に残っていて、父親がいつも美味そうに納豆を食べていたからか、幸い私はその一口で納豆好きになってしまいました。
 
・親が嫌いな食べ物は子供も嫌いになることが多い
 
親が食べないものが、食卓に並ぶことはあまりありません。そのため、子供は、親が嫌いな食品を食べる機会が家庭ではほとんど無いこともありえます。
 
その食品がほんのいくつかであればそれほど問題ないかもしれませんが、「野菜はダメ」「魚はダメ」といったケースはちょっと深刻ではないでしょうか。
 
親の偏食を無くすことは子供の偏食を無くすことでもあるのです。
 
私が話した人は、「偏食は大人になるとある程度直るからそれほど心配しなくても良いんだけどね」とも言ってました。
 
でも、小さい頃からいろいろ食べられた方が楽しいのは確かです。どこかに食べに行った時に「あ、これはダメ」「ちょっとコレは食べれないんだよね」というのは興ざめでもあります。
 
「これ、美味しいなぁ~」と言いながら食べられる食品を増やすことは、幸せを感じる機会を増やすこととも言えるのではないでしょうか。

イチロー選手の食生活がアメリカで放送禁止に

イチロー選手の食生活が、アメリカで放送禁止になったそうです。
(このコンテンツは2010年12月29日付東京スポーツ新聞の記事を参考にしています)
 
イチロー選手の偏食ぶりはかなり有名ではないでしょうか。
 
2010年9月、メジャーリーグのドキュメンタリー番組「テンス・イニング」がイチロー選手を特集し、食生活も取材しました。
 
その際収録された食事内容が・・・
 
・昼食は、ほぼ毎日某チェーン店のプレーンピザを大量に食べる
・試合後には5人前の焼き肉をペロリと食べる

 
・・・だったのです。
 
これを見た米国心臓協会(AHA)の幹部は顔色を変え、食事シーンをカットするよう番組スタッフに書面で要請したそうです。
 
というのも、米国では肥満が大きな社会問題になっており、国民の食習慣の改善が急務なのです。
 
そんな折、スーパースターとして絶大な影響力を持つイチロー選手の偏った食事内容が放送されたらどうなるでしょうか?
 
子供たちがイチロー選手のマネを始めて、ピザや焼き肉ばかり食べるようになり、国民の肥満解消がまた遠のいてしまいます。
 
AHAの幹部としては、イチロー選手の偏食は看過できなかったのでしょう。
 
この件以降、他の米メディアも、イチロー選手の食事シーンは原則として放送しない方針を固めたそうです。