このサイトでは、砂糖の危険性をたびたび指摘しています。
 
当サイトの砂糖関連コンテンツ一覧

糖分もエネルギー源として人間の活動に使われるものですが、現代は砂糖のとりすぎによる弊害も意識しておくべきではないでしょうか。
 
このコンテンツも、砂糖のとりすぎへの警戒が高まりそうな内容です。




砂糖の影響 米国の研究 凶暴な少年達に不足していた栄養

少し前に、山田豊文杏林予防医学研究所所長の著書「病気になりたくない人はこうしなさい!」を読みました。
 
この中に、砂糖に関するアメリカでの研究結果がありました。以下に概要をまとめます。

■1980年代、バージニア州の少年院に収容されている276人を対象に17ヵ月間調査が行われた
 
■砂糖の摂取を減らしたグループと普通食のグループのそれぞれの行動の変化を調べる
 
■砂糖の摂取を減らしたグループは普通食グループに比べ、反社会的行動が46%低下した
 
以下内訳
 
・暴行 82%減
・窃盗 77%減
・命令への服従拒否 55%減

 
また、カリフォルリニア州、ワシントンDCなどの12の少年院、計8千人余りを対象に行った同様の調査でも、反社会的行動が47%減少した。
 

 
最も悪質で凶暴とされた少年たちの食事には、明らかに不足している栄養素がありました。それは・・・
 
ビタミンB1 B2 B6 ナイアシン 葉酸 カルシウム マグネシウム 亜鉛 鉄
 
・・・といった、ビタミンB群とミネラルです。
 
砂糖を過剰摂取するとインスリンが大量に分泌され、かえって低血糖になり、
 
「イライラする」「攻撃的になる」「落ち着きがなくなる」
 
ことがわかっています。
 
犯罪にはつながらないまでも、生活の質が落ちるのは間違いありません。
 

 
砂糖の害というと、糖尿病や太り過ぎを連想しがちです。
 
それも大事なのですが、メンタル面の悪影響も忘れてはなりません。
 
子供の砂糖のとりすぎは注意すべきなのですが、実際には下の記事のように、子供に砂糖を安易に与えている場面も目にします。




子供に砂糖・脂肪を与えるとIQ低下 絶対ヤバい!

かなり昔の話ですが、ある飲食店で食事をしていたら、女の子を連れた夫婦がいました。
 
何気なくその女の子を見たら、思わず「ゲッ!」と言いたくなる光景が。
 
女の子が片手にキャンディーを握っていて、暇さえあれば舐めてるんですよ!(´Д`)
 
強烈な違和感を感じてしまいました。
 

 
2011年3月8日付の九州スポーツ新聞を読んでいたら、「医メール情報局」のコーナーに、子供が摂取する脂肪・砂糖と知能指数の関連が報じられていました。
 
記事によると、子供が3歳の時点で、脂肪や砂糖が豊富な加工食品を多く食べると、8歳を過ぎた時点で知能指数がわずかながら低下することが分かりました。
 
イギリスのブリストル大学などの研究チームが、1万4千人の子供を対象に、3歳、4歳、7歳と8.5歳の時点で聞き取り調査を行いました。
 
その結果、3歳までに脂肪と砂糖を含む加工食品を多く食べていると、8.5歳時点でのIQレベルがわずかに低下していたのです。逆に、高栄養食を食べていた子供のIQはわずかに上昇していました。
 
子供に砂糖を食べさせるのは絶対にヤバいですって!(力説)
 
子供がキャンディーをペロペロ舐める姿は、私の「健康アンテナ」に強烈な違和感を伝えるのです。(ちなみにこの違和感は、女性がタバコを吸う姿からも感じます)
 
小さい頃から砂糖の甘味に慣れて、甘いものを口にする習慣がついたら、虫歯、肥満、糖尿病、骨や歯の成長阻害などを引き起こしかねません。
 
上の記事で指摘しているように、問題行動を増やすことにもつながりかねません。
 
加えてIQまで低くなるのであれば、子供に砂糖を与え続ける理由など無いはずです。良いことは絶対ありませんよ!