06年の8月中ごろ、数人からたてつづけに「太ったろ?」「体重の増えたろ?」(ともに熊本弁)と言われてしまいました。
 
これはイカンとあれこれ考えた結果、「糖分とりすぎてた!」と思い当りました。
 
その糖分の出所とは・・・

「缶コーヒー」です。
 

 
今回太ってしまったことで、清涼飲料水の糖分についていくつかわかったことがあるので以下にまとめます。

清涼飲料水に糖分はどれだけ含まれている?成分表で見るのは

暑さにかこつけて、当時しばらくは一日一本必ず飲んでました。三本飲んだ日もあったような気が。(缶コーヒーが衝動的に欲しくなる時期があるのはなぜ?)
 
いまあなたの手元にジュースの類があれば、手にとってみて下さい。
 
缶でもペットボトルでもいいので、栄養成分表を見て「糖分」がどれだけ含まれているかすぐわかるでしょうか?
 

 
多少の違いはありますが、おおまかには「熱量」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「ナトリウム」といった項目が並んでいるはずです。
 
そのものズバリの「糖分」の項目がある商品はかなり少数派です。
 
では「糖分」の項目がないときはどこを見るのでしょう?
 
答えは「炭水化物」の項目です。
 
成分表示の「炭水化物」って、イコール糖分なのです。
viva-sa.com/vsa/vsa200412.html
 
炭水化物の定義
kirishimacho.com/HouseCall/encyc/86/5/3_0_0_0.html

実際の量は〇倍する必要があります

あらためて成分表を見てください。例えば「炭水化物5g」とあっても、それは「100mlあたり」のはずです。(テトラパックには200mlあたりの商品もあるようです)
 
なので500mlのペットボトルであれば5倍する必要があります。
 
炭水化物イコール糖分と意識して、コンビニででも成分表示を読んでみてください。わたしはけっこうショックを受けました。
 
スポーツ飲料A 100mlあたり炭水化物6.7g
スポーツ飲料B 100mlあたり炭水化物4.7g

 
(実際にコンビニに並んでる商品の成分です。探してもらえれば「あ、これだ」とわかります)
 
いまは500mlのペットボトルが主流なので、それぞれ一本飲み干すとAは33.5g、Bは23.5gの糖分を飲むことになります。
 
スティックシュガー1本を6gとすると4~5本分以上をさらさらっと飲むのと同じですね。(かなりキツいでしょ?)
 

 
缶コーヒーにも糖分を相当含んでいるものがあります。こんなんをガバガバ飲んでたら太るはずです。
 
今回体重が増えて、飲み物に含まれる糖分は、デザート類に含まれるものよりある意味警戒が必要かもしれないと感じました。
 
ほとんど無意識に(罪悪感無しに?)スイスイ飲んでしまいますからね。
 
いまあなたが飲んでいるジュース、「炭水化物=糖分」を念頭に置くと、意識が変わるかもしれませんよ。

清涼飲料の糖分でペットボトル症候群

飲み物の糖分ときたら、ペットボトル症候群に触れないわけにはいきません。
 
少し前の記事ですが、こんな報道がありました。
 
節電の夏、ペットボトル症候群に注意 「絶えず糖分意識して」
sankei.jp.msn.com/life/news/110712/bdy11071214150002-n1.htm
(現在この記事は削除されています)
 
ペットボトル症候群とは、糖分の多いソフトドリンクを大量に摂取することで血糖値が急激に上昇し、インスリンの働きが低下する症状です。倦怠感を感じたり、意識がもうろうとしたり、意識を失うこともあります。
 
記事によると、清涼飲料水1リットルには、角砂糖20個分の糖分が含まれているそうです。
 

 
暑さで汗をかくと、1リットル程度であれば、ゴクゴクとあっという間に飲んでしまいます。これだけの糖分を一気に摂取するわけですから、血糖値は短時間で猛烈に上昇するわけです。
 
近年は猛暑が続いています。加えて節電も呼び掛けられているため、清涼飲料水の消費量が増えがちです。ペットボトル症候群が起きやすいと考えられるのです。
 
しかし、ペットボトル症候群はあまり認知されていない印象があります。
 
実際に、中学生以下の子供を持つ母親533人を対象にした調査では、71.1%がペットボトル症候群を知らなかったそうです。
 
熱中症対策に水分補給はとても大事ですが、何を飲むかにも気を配る必要があるでしょう。