漢方薬は一般に「ゆっくり効果が表れる」というイメージがあります。
 
「効果があるかどうかを判断するにはどのくらいの期間飲むのか」という目安を紹介します。
 
カゼなどの急性の病気に対する漢方薬であれば、飲んだその日か翌日には症状の改善が見られます。

二週間飲んでも変化が無ければ、効果は無いと判断できます。
 
体質改善や慢性病に対処するために漢方薬を利用している場合、半年以上の服用になることも珍しくありません。
 
その場合でも、1ヶ月ほど飲めば症状改善の兆しが認められます。2ヶ月飲んで全く症状が変わらないとなると、やはりその薬には効果が無いと考えられます。
 
改善している場合でも、一時的に体調が悪化することがあります。これは好転反応(めんげん現象)と呼ばれる症状で、下記事をご覧ください。
 
漢方薬は食前の空腹時に飲むのが原則となっています。
 
しかし食前・空腹時の服用は忘れてしまうことが多く、人によっては胃腸に不調をきたす場合もあります。
 
そのときは次善策として食後30分の服用を勧められることもありますが、この場合は空腹時よりも効果は落ちてしまいます。
 
漢方薬が日本に紹介されてから、もう長いこと経ちますが、日本人にとって「薬=漢方薬」と連想が働くことはまだ少ないようです。
 
薬といえば西洋医学の薬というイメージが圧倒的に強いのですが、体の不調がどうにも改善しない場合は漢方薬を試す価値は十分あります。
 
当サイト内の有名人の健康関連話でも「どうにも調子が悪かった時に漢方を試したら改善した」という例をいくつも紹介しています。

好転反応・瞑眩(めんげん)反応 副作用である確率は?

好転反応とは、何らかの不調を改善しようと漢方薬や健康食品などを飲んでいて、かえって症状が悪化したり、調子が悪くなったりすることをいいます。
 
これは瞑眩(めんげん)反応、あるいは瞑眩現象とも呼ばれ、瞑は「暗い」、眩は「目をくらます」という意味があります。
 
実際に好転反応であれば、症状の悪化は一時的なものであり、その後は快方に向かいます。
 
そのため、健康食品の販売員や民間の医療家の中には「その身体の不調は好転反応なので心配はいらない」として、薬や健康食品を売るための方便に好転反応という言葉を使う人もいるようです。
 
しかし体調不良が、漢方薬の副作用、あるいは健康食品が身体に合っていないことが原因という可能性もあるはずです。
 
調査によって差がありますが、好転反応が表れるのは0.1%、あるいは0.3%ほどなのだそうです。いずれにしてもかなり低い確率です。
 
好転反応か副作用かの見極めは難しいのですが、確率的には体調の悪化は副作用が原因になっていることが多いのです。
 
体調が悪くなったら医師に相談することもできますし、現代はネットを使えばあらゆる情報が手に入ります。
 
薬や健康薬品に関するクチコミや体験談、関連書籍なども調べることができます。そして、迷ったら服用をやめるという判断も必要です。
 
実は私も好転反応らしきものは経験したことがあります。
 
スピルリナを飲み始めてしばらくしたら、ある時強烈な倦怠感を感じたのです。この状態は三日ほど続きました。
 
それでも私はかまわずスピルリナを飲み続け、結局倦怠感は治まりましたが・・・。
 
くわしくはこちらをどうぞ。
いぼ撃退体験談その3
(別ウインドが開きます)
 
正直言いまして、これが好転反応かどうかはわかりません。
 
私の場合は服用を続けても問題なく、めでたくイボは完治したのですが、服用をやめるという選択肢も忘れてはいけません。