ミトコンドリアの働き 活性化し数を増やすには?

少し前に、ミトコンドリアが話題になりました。
 
ミトコンドリアは、健康や長寿の「根幹」とも言える要素であり、ミトコンドリアの活性化は”究極の健康法”と呼べるかもしれません。
 

ミトコンドリアが関わっているとされる事象を挙げます。
 
■長寿・若返り
■認知症・糖尿病・パーキンソン病はミトコンドリアの減少・不調により発症する
■運動能力の増強・進化
■全身の臓器の健康

 
もはや健康問題の「全て」といえるほど重要なことばかりですよね?
 
 
米国がんコントロール協会日本支部代表の森山晃嗣博士は、ミトコンドリアを活性化させる条件として、以下のようなポイントを挙げています。
 
■ビタミンやミネラルが必要 
■ビタミンではビタミンB1が、ミネラルではマグネシウムが特に大事
■上の栄養面の特性から、白米よりも玄米、あわやひえなど雑穀が推奨される
■身体を温める 体温が低いとミトコンドリアの働きが落ちる

 
 
ミトコンドリアの働きが悪くなると、古くなった体細胞がアポトーシス、つまり自殺を起こして新しい細胞に入れ替わるというサイクルが起きにくくなり、細胞ががん化するリスクが上がってしまいます。
 
つまり、
 
ミトコンドリアの活性が下がると、がんが増えてしまう
 
わけです。
 
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生と死を握るミトコンドリアの謎 ~健康と長寿を支配するミクロな器官~ (知りたい! サイエンス)
 
森山博士は、日本人でがんが増えているのは、ミトコンドリアの働きが悪くなったからと考えています。
 
がん予防だけでなく、健康寿命を延ばす意味でも、日本の昔の生活や食事を見直す価値がありそうです。
 
ミトコンドリアの働きについては次の記事で紹介します。
 
(以上のエントリーは、平成23年12月27日九州スポーツ新聞ヘルス欄を参考にしました)
 

ミトコンドリアの主な働き 病気・アンチエイジングとの関連

健康トピックに興味のある方なら、「少食は寿命を延ばす」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
 
(私もそのひとりですが)これを意識して、摂取カロリーを抑えるように意識している方も多いはずです。
 
 
しかし私の場合・・・
 
 
カロリー制限がなぜ寿命を延ばすのか、その具体的な理由を理解していませんでした。(´Д`)
 
「とにかく、少食は寿命を延ばしてくれる」という、やや強引な(?)解釈をしていたのです。
 
 
すると、以前読んだいくつかの記事から、ある物質が関係しているらしいとわかってきました。
 
その物質とは・・・
 
ミトコンドリアです。
 
生物の授業で習った、アレですね。
 
 
ミトコンドリアはほぼ全ての生物の細胞に含まれている、ごく小さな器官です。人間の細胞では、全体の10~20%を占め、約1万分の1ミリの大きさしかありません。
 
「エネルギーの製造工場」と呼ばれるように、炭水化物や脂肪を分解し、エネルギーを生み出しています。
 
久しぶりに運動をすると、しばらくは息が切れますが、運動を継続していくうちに平気になってきます。
 
これもミトコンドリアが増加して起きる変化なのです。
 
 
エネルギーの産生だけでなく、病気の発症とも関係しています。関連がわかっている病気を挙げてみます。

・認知症の人の脳には、健康な人よりもミトコンドリアの量が少ない
・糖尿病はミトコンドリアの不調から始まる
・パーキンソン病は、ミトコンドリアが機能を失うことで発症する

ミトコンドリアを増やし活性化することで、認知症や糖尿病など、現在大きな問題となっている病気を抑制できると考えられるのです。
 
 
病気の予防だけでなく、若返りにも関わっています。
 
ミトコンドリアの機能を高めると、老化の主原因である活性酸素の発生を抑えることもできるのです。
 
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慶応大学の伊藤裕教授は
 
「ミトコンドリアが全身の臓器に供給するエネルギーが潤沢であればあるほど、われわれは健康に長生きができる」
 
と指摘しています。
 
 
それでは、ミトコンドリアを増やすには何を心がければ良いのでしょうか?
 

ミトコンドリアを増やすには 運動や姿勢 空腹 暖衣飽食はダメ

ミトコンドリアを増やすために心がけることとして、日本医科大の太田成男教授は次の四点を挙げています。

1 持久力系(有酸素)の運動をする
2 背筋を伸ばし、良い姿勢を保つ
3 寒いところで寒さを感じる
4 空腹を感じてエネルギーの枯渇状態をつくる

余談になりますが、上の四つの条件を見て、
 
「何となく、昔ながらの生活が目に浮かぶなぁ・・・」
 
と感じたのは私だけでしょうか?
 
 
少なくとも、現代の生活イメージとはかけ離れているはずです。これを見て「暖衣飽食」のイメージはありませんよね。
 
 
ちなみに、私は1、3、4はそこそこ実践しているかもしれません。そのおかげか(?)老けて見られることは少ないです。
 
ただし2はイマイチで、時々猫背気味になっているのが自分でもわかります。パソコン作業をする時間が長いからでしょうか。これからは姿勢よくいかねば・・・。
 
 
それはともかく、4の「空腹を感じる」とは、まさにカロリー制限、あるいは少食そのものです。
 
体が若くなる技術(レビューあり)
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これまでは「寿命が延びるから」という漠然とした意識で少食を実践していましたが、今後は
 
・空腹を感じるとミトコンドリアが活性化し、若返りパワーを発揮する
 
と、より具体的なイメージを持てそうです。加えて、
 
・認知症、糖尿病、パーキンソン病も予防している
 
と考えれば、カロリー制限へのモチベーションはかなり高くなりそうです。
 
 
私の場合、夜寝る前になって時々強烈に襲ってくる「何か食いたい!」衝動を「こ、このまま空腹で寝ればアンチエイジングになるはず・・・」と抑制する助けになってくれるでしょう。
 

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