当サイトでは、以前
「体を温める方向に持っていくのは、およそ反論の無い健康法ではないか?」
とした記事をつくっています。
このコンテンツでは、これを補強してくれるエピソードなどをまとめています。
身体を温めるためわざとマラリアに感染!日本人の体温は低下傾向
身体の熱についてはこんな話があります。
・西インドでは、梅毒にかかった人をわざとマラリアやチフスに感染させて、その発熱で治す治療法があった
・古代ギリシャの医師パラメニデスは、患者に「熱を出すチャンスを与えてくれ。そうしたら私はどんな病気でも治してみせるぞ」と言っていた
・ノーベル賞を受賞したフランスのA・ルウォッフ博士は、長年の研究から「熱こそは最高の妙薬である」と断言している
体温の高さを維持すると、健康維持に貢献してくれるのがよくわかるのではないでしょうか。
しかし現代日本人の体温は低下傾向にあるそうです。
1950年代には36.9度だったのが現在では36.2度と、この半世紀で日本人の体温が0.7度下がっているのです。
健康とされる体温は平熱で36.5度~37.1度です。(ちなみに私の平熱は36.6度です)
ほんの少ししか違わない、とも言えそうですが、実はこれが結構な違いを生みます。
体温変化と心身への影響 低すぎても高すぎてもNG
体温が35度くらいになると、気持ちが沈んでくる、方向感覚が鈍る、忘れっぽくなる、などの現象が表れます。
30度以下になると体が無感覚になり、27度まで下がると凍死の危険性が非常に高まります。20度まで下がると心臓が停止してしまいます。
逆に体温が1度上がると、代謝が10%以上増加し、発汗や疲労感を伴うようになります。
人間のたんぱく質は42度以上になると固まってしまうため、体温が42度を超えると生命を維持できません。
最高温度の表示が42度までの体温計が多いのはこのためです。生死を分ける境目は42度なので、それ以上を表示してもあまり意味が無いのです。
JIS規格では「体温計の測定範囲は35.5~42度を含まなくてはならない」と定められています。
暑すぎても寒すぎても体に良くないわけですが、日常生活ではどちらかというと「体が冷えることで起きる不調」の方が多いようです。
「体を温める健康法」は非常に多くありますが、「体を冷やすことで健康維持」というのは聞いたことがありません。(もちろん、打撲時の患部冷却や熱中症など特殊な状況は除きます)
体を冷やす=血流が悪くなるとも言えるので、栄養補給や疲労物質の排出などがスムーズに行われないことを意味します。
基本としては「体は冷やさない」が正しいのではないでしょうか。
安保徹教授「低体温が病気の原因」
低体温に関する研究では、新潟大学の安保徹教授がよく知られています。
安保教授は
ガンでもリウマチでもアトピーでも、実は病気になっている人はみな、低体温なのです。病気になっている人は、体温が36℃ありません。
そして快方に向かうにつれて体温が上がり、36度を超えたときは、どんな病気も治っています。
と主張されています。
体温が下がると免疫力が低下するのはよく知られています。
身体を冷やすとカゼをひきやすくなるのは常識ですけど、同時にガンやリウマチにもかかりやすくなるというわけです。
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