「朝起きたら水(白湯)を飲みます」という習慣も、もちろん健康には良いのですが、それからさらに一歩進めて、より必要とする効果を優先的に、効率よく吸収するため、時には違うものを口にしても良いのではないでしょうか。
 
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それ以降に口にするもの、つまりは朝食として食べる食品も、昼食や夜食に比べると吸収はされやすいはずです。それならば、朝からできるだけ多彩な栄養を含んだ食品を食べるほうが有利です。

そう考えると、朝から玄米を食べるのはなかなかイケてるのではないかと。朝イチ(あるいは朝食)に口にするものはその吸収性の高さゆえ、ポイントになると思うのです。
 
これは「逆」もまた真のようです。つまり、身体に悪いものを口にすれば、それも「効率良く」吸収されてしまうのです。
 
最もありがちなのは、朝起きてすぐのタバコではないでしょうか。
 
こんな記事がありました。
朝イチにタバコを吸うと、各種ガンのリスクが1.3~1.8倍弱高くなるそうです。
 
朝起床直後の喫煙は癌(がん)リスクを高める
healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=3231&Itemid=37
 
米ペンシルベニア州立大学医学部の研究です。
 
起きて31~60分後に喫煙した人は、1時間以上後に喫煙した人と比べて肺がんを発症する可能性が1.3倍高く、30分以内に喫煙した人は1.79倍高くなりました。
 
また31~60分後に喫煙した人は、1時間以上後に喫煙した人に比べて頭頸部がん発症の可能性が1.42倍高く、30分以内に喫煙した人は1.59倍高くなりました。
 
当然ですが寝ている間はタバコを吸えないので、起床直後はニコチン不足の体がタバコを欲している状態です。その状態で喫煙すると、体がタバコの成分を「待ってました!」とばかりに吸収するのでしょう。
 
・・・といってもそれは身体に悪いわけで、そんなものを効率よく吸収するのは最悪としか言いようがありません。
 
まぁ朝イチだろうがなんだろうが、タバコを吸うこと自体がNGなわけですが。
 
朝イチおよび朝食について提案をまとめてみました。「朝食は食べないほうが良い」と考える人にとっては、今回の私の主張は全くのナンセンスなのかもしれません。
 
「非朝食派」にとって、午前中は排泄の時間であり、「朝食は金」という言葉も「朝食は禁」になるのだそうです。
 
現在の私は「朝食を食べる派」なので、朝の玄米食を続けるつもりです。
 
私の場合、体調が明らかに良くなるのです。