朝食の効果 大人にも子供にも バランスが大事

以前熊本のローカル番組を観ていたらMCの人が
 
「最近は学校から『子供さんには朝食を作ってあげてください』なんてプリントが配られるんですよ」
 
というエピソードを紹介していました。
 
私個人的には朝食を食べることが当たり前になっているのですが、このごろはそれも難しくなっているのでしょうか?
 

朝からご飯をちゃんと食べる人って、どれくらいいるのかな?と思ったら、インターネット調査会社のマクロミルが全国の成人にアンケートをとっていました。
 
少し前のデータですが紹介してみます。
 
 
調査は09年の5月に1030人(男女同数)を対象に行われました。
 
それによると朝ごはんを毎日食べる人は全体の74%で、全く食べない人は5%でした。
内容を見ると
 
・主食、おかず、飲み物が揃っている 49%
・主食と飲み物だけ 32%
・主食だけ(おにぎりなど) 7%

 
という内訳になっています。
 
 
朝ごはんを食べるかどうかは、前日の夕食の時間が関係しているようです。
 
午後7時前に夕食をとる人は、朝食を毎日食べる人の割合が80%以上に上ります。一方、夕食が午後10時以降になると、朝食を食べる人は28%にまで減少してしまいます。
 
夕食が遅くなると翌日の朝食までの時間が短く、朝起きたときに食欲を感じにくくなってしまうのでしょう。
 
 
また、睡眠時間が短めの人(平均5時間未満)は朝食をとらない傾向が高いそうです。
 
 
「毎日食べる」人が74%いたのは意外に多いと感じると同時に、ちょっと安心してしまいました。
 
「朝食を摂るには早めの夕食が大事」とは言えそうですが、仕事の関係などでなかなか難しいケースがあるかもしれません。
 
少ししか食べなくても栄養は充実している食事(玄米など)をとるなど、どうにか工夫したいところです。
 

 
朝食に関してもうひとつ。
 
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」など脳トレで有名な東北大学の川島隆太教授には4人の子供さんがいます。
 
 
川島教授は、4人とも中学2年生くらいまでは午後9時に寝かせ、高校生になっても11時には寝るよう厳しく言ったそうです。
 
睡眠不足の子供は、物事を記憶する海馬の体積が小さいという研究結果もあり、川島教授は子供には十分な睡眠をとらせるべきだと考えています。
 
 
もちろん朝食は必ず食べさせていました。
 
川島教授と農水省の研究によると、朝食を食べる習慣の無い人が大人になると、大学入試や就職試験に失敗しやすく、生涯賃金も少なくなるそうです。
 
 
朝食を抜くと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、低血糖で頭がボーッとした状態になってしまいます。
 
だからといって、「脳の栄養はブドウ糖だから」パンをかじるだけ、といった朝食もいけません。炭水化物だけの食事をとった後の集中力は、何も食べなかった時とあまり差がなかったという実験結果もあります。
 
脳が全力で働くにはブドウ糖だけでなく、必須アミノ酸やビタミンが必要なのです。
 
糖質・たんぱく質・脂質をバランスよく含んだ食事の後は集中力が上がるといわれています。
 
朝食の栄養バランスが崩れていると、脳は8割程度しか働けないこともあるそうです。
 
 
朝食を食べないと、朝の活動後は体温が昼食まで下がりっぱなしになります。低体温状態が続くことになるわけです。
 
 
ちなみにダイエットを気にしているなら、パンではなくご飯を食べると良いようです。
 
京都大学大学院の森谷敏夫教授が次のような実験をしました。
 
ご飯メニューの食事(おにぎり、卵焼き、みそ汁)と、パン食(マフィン、ハムエッグ、パンナコッタ)を同じカロリーにし、被験者に食べてもらいました。
 
 
その結果、満腹感、エネルギー消費量共にご飯の方が高かったのです。
 
朝のパン食をご飯に替えただけで昼食までの間食が無くなった、という例もあります。
 

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