当サイトでは、私が玄米を朝食で食べている件を何度か紹介しています。
 
個人的にとても良い実感があり、特に「やる気」の維持には明らかに貢献してくれています。
 
有名人にも玄米を常食にしている方はたくさんいて、健康に良い食品の代名詞とでもいえるのではないでしょうか。
 
そんな玄米(および味噌や塩分)が原子爆弾による放射能汚染の際に注目された件はご存知でしょうか?
 

(私はこんな感じで豆類などと一緒に玄米を炊いてます)
 
このコンテンツでは、原子爆弾投下後に玄米や味噌が注目された理由などをまとめています。
 
食品の陰・陽が関係しているようです。

秋月辰一郎医師 塩からい玄米おにぎりと味噌汁 原爆症を防ぐ

食品など身体に影響を与えるものを、「陰」と「陽」で分ける考え方がありますよね。
 
放射能は「極陰性」に分類されるのだそうです。
 
そのため、陽性の食品である玄米は、放射能の陰性を打ち消す力があるのです。言い換えると、陰性の食品を口にしてはダメ、ということになります。
 
長崎で自らも被爆しながら、被爆者の治療にあたった秋月辰一郎医師のエピソードがあります。
 
こちらのサイトから引用させて頂きます。
 
玄米菜食で放射能の解毒
http://ameblo.jp/halo-usaco/entry-10834835682.html
(現在この記事は削除されています)

1945年8月9日、長崎に原爆が投下された。
 
その爆心地から、たった1.8kmのところで、 当時聖フランシスコ病院医長であった秋月辰一郎博士と病院関係者は全員被爆した。
 
博士は焼けただれて痛がる人々に、「水を飲んではいかんぞ!」と大声でどなった。
 
おそらく直観的に、血液の濃度を保ち、血液を水でうすめることなくガードしようとしたのだろう。
 
さらに博士は、次のように職員に命令したという。
 
「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」
 
レントゲンを受けたあとに起こることがある全身の倦怠や頭痛などの症状には、体験上、生理食塩水より少し多めの塩分を含んだ水を飲むとよいということをとっさに思い出し、原爆の放射能 から体をガードするには、塩が有効であることを推理したのだ。

ちょっと考えると、火傷して「水はダメ」「塩からいものを食べる」のはキツくないですか?
 
それでもこの秋月医師の対処は正しく、原爆症の発症を防いだとされています。
 

放射能と玄米・塩 陰性・陽性はどんな特徴があるか

こちらのサイトでも、放射能を防ぐ食に関して言及されています。
 
「玄米菜食」が 放射線に負けない食生活なのです。
http://hyougensya-take.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2798.html
 
以下に引用させて頂きます↓

Q;放射能を浴びた場合の対処法もお願いします
 
A;恐れることはない、この世は陰陽の法則で動いている放射能は陰性な波動だ、恐れおののくことも陰性を呼びこむことになる。体も心も陽性にもっていけばよい。
 
長崎・広島の原爆で生き残った人はみな玄米党だった。玄米にごま塩を食べていた人は無事だった、それが教訓です。
  
日頃甘いものを食べ、動物性食品で血液ドロドロの人はやられよ。
  
ゴマ塩の頓服をする、味噌汁、漬物=発酵食品などよい植物性の塩気を入れること、水分を切り、体温を上げること、正しい塩けは陰性な邪気を切る。
 
果物・生野菜などのサラダ・甘い飲み物は体を冷やす陰性だ。
 
よい陽性な血液が循環している人は心配することはない。

この陰性・陽性については、岡部賢二さんが「放射線に負けない食生活の知恵」で解説されています
 
これがとてもわかりやすく、興味深い内容なのです。味噌がなぜ有効なのか、という根拠もわかります。
 
ちょっと長くなりますが、またまた引用させて頂きます。

放射線の害が問題化していますが、どのような対策によってその害から身を守ることができるのでしょうか。
 
放射線の問題点は、それを過剰に浴びると甲状腺ガンや白血病を招いたりすることです。
 
(中略)
 
陰性の性質は「冷やす」「ゆるめる」「溶かす」働きなどで代表されます。言葉を換えれば、広がって行こうとする拡散性や遠心性と見ることができます。
 
それに対して陽性の性質とは「温める」「しめる」「固める」働きに象徴されます。言い換えると縮こまって行こうとする収縮性や求心性ととらえることができます。
 
この陰陽の尺度をつかって放射線を見ていくとその対策を講じることができます。
 
放射線の性質は、物を透過して遠くに広がろうとする強力な拡散性です。
 
ですから原爆症は、爪や皮膚が溶けてケロイド化し、毛穴が開いて髪の毛が抜けたり、原爆の場合は熱線によって一瞬で体が溶けて揮発してしまうという点です。
 
試験管を見つめる女性
 
放射線治療などで被曝した場合は、赤血球や免疫細胞が溶けて貧血の傾向や白血病が起きたり、腸がゆるんで便秘をしたり、体が冷えてだるくなったり、髪の毛が抜けたりといった陰性化した症状が現れます。
 
この時に、陰性の強い砂糖を含む食べ物や、果物、アルコールなどを摂取すると、非常に危険であるということです。
 
反対に塩は砂糖と比べると陽性で収縮性が強く、きゅうりやナスを塩でもんだり、塩漬けしておくと縮んでいきます。
 
ですからこの塩を上手に使うことで、放射線から身を守ることができるのです。
 
30cmの塩の壁を造ると放射線は透過できないといわれています。
 
人間の場合も同様で、海水を煮詰めて作ったよい塩気をしっかり補給して体内に循環させておけば、放射線の害からかなり身を守ることができます。
 
また、アミノ酸やクエン酸などの酸には放射線を排泄する力があるといわれています。
 
ですから塩気で放射線をブロックし、酸で排泄すればよいわけです。
 
そこで注目されているのが伝統製法の味噌や梅干し、醤油、漬物といった発酵食品です。
 
それらの食品には塩気とアミノ酸、クエン酸などの酸の両方が含まれるので、放射線対策にぴったりの食品です。
 
実際、味噌のジコピリン酸に放射性物質を排泄する働きが強いことが報告されています。
 
和食
 
チェルノブイリ原発で事故が発生した当時、ヨーロッパの自然食愛好家の間で味噌を食べようという運動がおこり、日本から大量の味噌が援助物資として送られたそうです。
 
さらに、海藻のヨードにも放射線の害から身を守る働きがあることが知られており、原子力発電所でもヨード剤が配備されているそうです。
 
ですから昆布でダシをとり、ワカメやフノリを入れた味噌汁であれば、放射線対策に抜群の威力を発揮できるはずです。昆布の黒焼きもよいでしょう。
 
放射線治療やレントゲン検査を受ける前は味噌汁や梅醤番茶、鉄火味噌、梅干し、ごま塩等を、飲んだり食べたりしておくとその害から身体を守ることができます。
 
(中略)
 
梅干しを焼きしめて作った梅干しの黒焼きも常備しておくと、放射能漏れ事故が起きた時などに役に立つと思います。
 
このような伝統食品を活用して放射線に負けない身体づくりをしていきましょう。
 

いかがでしょうか?とてもわかりやすい話です。
 
白状しますと、私は「放射能は陰の極」と知らなかったので、とても新鮮な驚きがありました。
 
「ゆるめる」「溶かす」のは陽性のイメージがありますが、そうではないのですね。

抗酸化物質も放射線対策に有効 産経記事&まとめ

また、先日のMSN産経ニュースさんに、抗酸化物質も良い、という報道がありました。
 
活性酸素を退治「抗酸化物質」に脚光 放射性物質の被害を防ぐ
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110629/bdy11062911380001-n1.htm
(現在この記事は削除されています)
 
記事の内容をごく簡単にまとめると、
 
「放射線障害の約8割は活性酸素によるものなので、カシスなど抗酸化物質を豊富に含む食品を摂取すると放射線リスク低減効果が期待できる」
 
となるでしょうか。
 
放射線により発病リスクが上がるガンの類は、活性酸素が発症の引き金になることが多いので、抗酸化物質が有効というわけですね。
 
ここで以上の内容をまとめてみます。

放射線の害を防ぐために推奨されるもの
身体を温める陽性の食品および抗酸化物質
玄米 味噌 塩 梅干し アミノ酸 クエン酸 昆布やワカメなどヨードを含む食品 カシスなど抗酸化作用のある食品
 
控えるべき食べ物
身体を冷やす陰性の食品
水 砂糖 果物 アルコール

 
ここまでの情報に接し、自分の食習慣と照らして私自身がどう考えているかというと・・・

・玄米を食べる習慣は継続してOKのようだ
 
・ココアやゴマなど、抗酸化作用のある物質はさらに意識して摂取しよう
 
・たんぱく質(アミノ酸)信者の私としては悪くない
 
・糖分は控えめに、塩分はそれなりに
 
・海藻類はもっと食べなきゃダメだな
 
・クエン酸を飲む機会をもう少し増やすか?
 
・水はダメ、と言われても、この暑さじゃ飲まないと別の弊害が出そうだ
 
・夏野菜はもしかしてあまり良くない?

 
・・・といったところです。
 
健康情報の常として、以上紹介した内容への異論・反論もあるでしょう。
 
あまりに塩からい食べ物を習慣として食べるのはどうかな?と感じますし、玄米食にも「身体によくない説」があります。
 
そもそも現代の日本では、放射線対策を真剣に考えることがありません。
 
なので「こういう話もあるよ」というひとつの参考情報として考えて下さればありがたいです。