これまでに何度かお知らせしている玄米の記事で、私は
「圧力鍋でも炊飯器でも、研いですぐに炊けます。水に長時間つけなくてもOK!」
といった主旨のことを書いています。
確かに炊けるのは間違いないのですが、別の理由で「もう少し長く水につけたほうがいいかも」と考えることもあります。
こう考えるようになったのは、藤城寿美子さんの著書「玄米食養クッキング(Amazon)」を読んでからです。
この中に次のようにあります。
十分に水に浸して玄米を目覚めさせてから炊く
玄米は浅黒くかたい表皮に覆われていて胚芽の部分はへこんでいます。
生命はあるもののまだ眠っている状態です。
この玄米をいったん水につけるとようすが変わってきます。
玄米は水分を吸収すると発芽のスイッチがはいり、次の世代の生命を生み出そうと小さな体の中でいろいろな活動を起こします。
(中略)
だからといって(中略)芽を出させすぎるとその分の栄養が消費されてしまいます。
玄米の眠っていた酵素が活性化し、成長するための準備がととのったころ、つまり水につけてから12時間前後が食べごろです。
夏季は10~8時間くらいです。
一定時間水につけておくと、玄米の発芽パワーがプラスされるというわけですね。
恥ずかしながら、浸水時間について私は「ちゃんと炊けるかどうか」しか考慮していませんでした。
水に浸けることで玄米を目覚めさせ、より栄養価をアップさせるという意識は全く無かったのです。
今後玄米の仕込みは、これまでよりかなり早めにしないといけないようです。
研いですぐ炊くのもアリですが、やはり長めに浸しておくのを基本するべきかもしれません。
どうせやるならより効果の高い方法をとりたいですしね^^