厚生労働省の研究班が行った大規模調査では、大豆製品を摂取すると脳梗塞や心筋梗塞のリスクを減らしますが、この効果は女性に限るという結果が出ています。
研究班は心臓病やガンにかかっていない40~59歳の男女4万462人を1990年から2002年までの13年間にわたって調査しました。
1日に食べる大豆製品の量によって5つのグループに分け、脳梗塞などの発症率を調べたのです。
その結果、大豆製品を一番食べる女性群の脳梗塞・心筋梗塞の発生率は一番食べない女性群の0.39倍と少なくなっていました。
さらに、閉経後の女性に限ると0.25倍と大幅に低下していました。
しかし男性ではこういった差が認められなかったそうです。
う~ん、これはどういうことでしょうか?
閉経後の女性に対して大豆製品の効果がさらに高くなることを考えると、女性ホルモンに似ているイソフラボンが関連しているような気もします。
しかし、男性にも何らかの効果が認められても良いと思うのですが。
とりあえず大豆食品を食べて体にマイナスになることはあまり考えられませんし、私としては大豆食品を全く食べないとデメリットのほうが大きいと考えています。