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5大スーパーフードの紹介は今回で終わりです。
 
ラストはキヌアです。


キヌアはアンデス山脈一帯を原産とする擬似穀物(雑穀)で、野生種は5~7千年前から利用され、栽培は3~4千年も前から始まっていたとされています。
 
降水量が少なく土壌の塩分濃度が高くても栽培可能です。インカ文明では「穀物の母」と呼ばれ、神聖視されていました。

キヌアには次のような働きがあります。
 
■血圧上昇抑制
■抗ストレス

 
これらは、キヌアに含まれる豊富な栄養によりもたらされます。
 
米や小麦などの穀物よりもたんぱく質、ミネラル、食物繊維が多い反面、炭水化物は少ないのが特徴です。
 
このため、炭水化物の摂取量を減らしつつ、豊富な栄養を摂取できる食品として現在注目を集めています。アメリカでは、ミネラルの供給源として人気があります。
 

 
GI値も低いため、血糖値が気になる人にも適しています。
 
ラットにキヌアを5週間与えて飼育する実験では、対照群と比べて血圧上昇が抑えられたことが確認されています。これは、キヌアに多く含まれる各種ミネラルの働きによるものと考えられています。
 
ストレスを与えられたラットの記憶力低下が抑えられたとの報告もあります。