カムカムは南米アマゾン川の上流に自生する果実で、ペルーが原産です。
 
ビタミンCの含有量がアセロラの2倍、レモンの60倍というすごい果実で、別名を「ミルシアドウビア」といいます。

果実は直径1~3cmくらいの赤紫色。ビタミンCを100g中に2800mg含んでおり、天然ビタミンC含有量では世界一です。「ビタミンCの王様」と呼ばれることも。風味はスモモに似ています。
 
原産地域の人々は、カムカムジュースを風邪・糖尿病予防や美肌に良いとして昔から飲んでいました。しかし傷みやすい植物なのであまり広まらなかったのです。
 
カムカムと関連の深い日本人として、鈴木孝幸氏を忘れてはならないでしょう。東京農業大学を卒業し、ペルーに農業技術者として移住した鈴木氏は本格的にカムカム栽培に乗り出し、カムカムをペルーの代表的な商品作物にすべく尽力したのです。
 
ビタミンCの健康効果を改めて挙げてみます。
 
・抗酸化作用
・風邪などの感染症の予防
・美肌効果
・コラーゲンの生成を助ける

 
日本への輸入量も増えており、だいぶ一般的な果物になってきました。またカムカム派生ドリンクなどの商品も増えています。機会があったら一度試してみてはいかがでしょうか。