ごま油は奈良時代ごろから食用・薬用・灯火用として使われてきました。
 
含まれているゴマリグナンやセサミノールといった成分は抗酸化作用を持っています。
 
ゴマリグナンの一種であるセサミンは肝機能を助け、二日酔い防止に効果があるとされています。お酒を飲む前や飲んだあとに少量のごま油を飲むと二日酔いしにくくなります。

ごま油はリノール酸やオレイン酸が豊富で、血中コレステロールや中性脂肪を抑え、動脈硬化を予防する働きがあります。
 
 
抗酸化作用があるので体のサビつきを防いだり、毛髪の育成を促したり、肌をなめらかにしてくれます。

ごま油使用上のコツ

ごま油の色はごまの焙煎や油の精製度合いで色が変わります。
 
一般に色が濃いほど香りが強くなり、揚げ物や炒め物に向いています。色が薄く風味が軽いものはドレッシングに適しています。
 
ごま油を炒め料理に使う場合、最初からごま油のみで炒めると仕上がりがベタつくことがあります。メインの炒めはサラダ油で行い、仕上げにゴマ油を加えると良いでしょう。
 
 
家庭で揚げ物にごま油だけを使うと高くついてしまうので、衣にごま油を少し加えると揚げ物が香ばしく仕上がります。
 
ちなみに、ご飯を炊く際にもごま油をひとたらしするとご飯が風味良く炊き上がります。