トランス脂肪酸の危険性を表すエピソード 摂取量上限も

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は体に良くない、という認知が近年は広がっています。
 
 
トランス脂肪酸は肉類に含まれる「飽和脂肪酸」と分子構造が似ています。
 
過剰に摂取すると血中の悪玉コレステロール(LDL)を増やし、善玉コレステロール(HDL)減らすように働くため、心臓疾患や動脈硬化を引き起こしてしまうのです。
 

欧米の調査では、総摂取カロリーの2%以上をトランス脂肪酸が占めると、心臓疾患のリスクが上がるとされています。
 
WHOは1日のトランス脂肪酸摂取量を総カロリーの1%未満(約2g強)にするよう勧告を出しています。
 
 
マーガリンを使った商品によっては、10%以上のトランス脂肪酸を含んでいます。
 
また加工食品(レトルト食品、フライドポテト、コーヒーフレッシュなど)の中には20%以上含むものもあります。
 
 
業務用食用油や揚げ油、菓子調理に使うショートニングなどにもトランス脂肪酸は含まれています。
 
 
大手のフライドチキン会社やカフェチェーン店などはトランス脂肪酸の少ない油脂を使うようになっています。
 
日本の大手ドーナツチェーン店は調理に使う油だけでなく、原材料に含まれる油も替えることでトランス脂肪酸の量を大幅に削減したと発表しました。
 
 
国内のコンビニエンスストア各社もトランス脂肪酸削減に力を入れています。
 

トランス脂肪酸はなぜ身体に悪いか わかりやすい説明 丸元淑生さん

「トランス脂肪酸は身体に悪い」という認識はアメリカやヨーロッパで高まり、現在では日本でも広まっています。
 
健康問題にそれほど関心が無くても、「あ、それは聞いたことがある」という方は多いのではないでしょうか。
 
 
それでは、「トランス脂肪酸はなぜ身体に悪いのか」という質問に明確に答えられるでしょうか?
 
実は私は、ある本を読むまでハッキリとは答えられませんでした・・・orz
 
 
その本には「トランス脂肪酸はなぜ良くないか」が実にわかりやすく説明されていたのです。
 
その本とは「短命の食事長命の食事 (楽天市場へリンクします)丸元淑生 著」で、「まえがき」にトランス脂肪酸についての記述があったのです。
 
3~4ページから引用させて頂きます。

トランス脂肪酸は自然界にはほとんど存在しない脂肪酸で、安い植物油で高いバターをつくろうと考えた業者が、マーガリンをつくることに成功したときに生みだされました。
 
1911年のことです。
 
その有害性が明らかになるのは、その分子の形を顕微鏡で見ることができるようになり、異常な形が確認できたときです。
 
それは普通の脂肪酸とは異なり、ねじれて硬直した形をしていました。
 
脂肪酸は体内では全身の細胞膜を構成するパーツとして使われていますが、トランス型脂肪酸は細胞膜に使えない形をしていたのです。
 
細胞膜に使えない脂肪酸は壊して燃料にするしかないので、体はカロリーに変えようとしますが、われわれのエンザイム(酵素)システムは、この不自然な脂肪酸を代謝した経験がないために、その作業には時間がかかりました。
 
時間がかかるだけでなく、自然の脂肪酸の代謝に使われる酵素を使うため、自然の脂肪酸の代謝の能率まで落としてしまうことがわかりました。
 
 
それが確認された第二の有害性で、すぐに危惧されたのは妊娠への障害です。
 
妊娠は体が非常にタイトに期間を定めているプログラムですから、脂肪酸の代謝の能率の低下は即、未熟児に結びつく危険性があったのです。
 
同時に、心臓は脂肪酸を燃料にしている臓器なので、心臓への障害が憂慮されました。

まとめてみると、「トランス脂肪酸は代謝されにくいため、体内で行われるその他の代謝活動を阻害するから」ということになりそうです。
 
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そう言えば、森理世さんなど、数々のミス・ユニバースを生みだした栄養コンサルタント、エリカ・アンギャルさんが
 
「おばあちゃんの知らない原料が入っているものは買わない」
 
と言ってましたね。
 
やはり自然のものが一番良い、ということではないでしようか。
 

虫も近寄らない?トランス脂肪酸 藤田紘一郎教授

トランス脂肪酸の危険性について、2011年7月29日の九州スポーツ新聞に、かなり怖い記事が載っていました。
 
東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授の「健康四方山話」というコラムです。
 
 
藤田教授によると、
 
「トランス脂肪酸は自然界にはほとんどない脂肪酸なのです。この脂肪酸が血管壁に入り込むと、正常の代謝ができなくなり、動脈壁がもろくなります。その結果、心疾患になるリスクが高まる」
 
 
そうで、さらには
 
「一時、バターよりマーガリンが体によいなどととの報告がありました。しかし、マーガリンは恐ろしい食品だったのです。窓際においたマーガリンは1年放置してもゴキブリさえ寄りつこうとしない食べ物だった」
 
 
のだとか。
 
かなり「ヤバい」感じがしませんか?
 
病気がイヤなら「油」を変えなさい!―危ない“トランス脂肪”だらけの食の改善法(レビュー多数あり)
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WHOは03年に、トランス脂肪酸の1日あたりの平均摂取量は、最大でも総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告しています。
 
いまさらと言われそうですが、今後は私も、もう少しトランス脂肪酸に対して神経質になったほうが良さそうです・・・。
 

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