このページでは、体に良い、おすすめ食べ合わせ例を紹介します。
 
雑誌「女性自身」で特集されていた、白澤卓二医師監修の「食べ合わせ」記事のポイントをまとめています。
 
中には「あんまりやらないのでは?」という組み合わせもありますが、参考にご覧下さい。

(このコンテンツは雑誌「女性自身」2013年 12/17号(Amazon)123~129ページを参考にしています)

豚肉+にんにく ビタミンB1の吸収率アップ

すでにおなじみの組み合わせです。
 
豚肉は良質のたんぱく質やミネラル、ビタミンB1、B2、カリウムを多量に含みます。特にB1は疲労回復や体力増強にもってこい。老化防止や脳の疲労回復効果も期待できます。
 
にんにくはこのB1の吸収率を飛躍的に高めてくれます。
 

鶏肉+にんじん 相乗効果に期待

にんじんのベータカロテンは体内でビタミンAに変化します。肌に潤いを与え、抵抗力を高めて動脈硬化の改善に役立ちます。
 
鶏肉のカルノシンはにんじん同様に抗酸化作用や老化防止作用を持ち、食べ合わせることで相乗効果が期待できます。カルノシンは胸肉に特に多く含まれています。
 

鶏肉+トマト カルシウム吸収を促進

鶏肉は低カロリーで高タンパクです。
 
カルシウムも豊富なのですが、吸収されにくい欠点があります。トマトのクエン酸がカルシウムの吸収率を高めてくれるので、この欠点をカバーしてくれます。
 

牛肉+クレソン 消化を助けて亜鉛の吸収率もアップ

クレソンにはビタミンAやC、カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルがたっぷり。さらに消化促進や殺菌作用もあり、脂肪の多い牛肉との食べ合わせは理想的です。
 
またクレソンのビタミンCは牛肉の亜鉛の吸収率をアップします。
 

刺身+本わさび 殺菌&消化吸収サポート

わさびには解毒、酸化防止、殺菌作用があり、生の刺身とは相性がピッタリ。
 
刺身は消化に時間がかかりますが、わさびの辛みは胃腸の働きを促進させるので消化吸収をサポートします。
 
またわさびには活性酸素を除去する働きもあります。ただし、この効果が期待できるのは本わさびだけです。
 

味噌+サバ 生活習慣病の予防に

血流を促す効果が高く、生活習慣病予防に理想的な組み合わせです。
 
サバのDHA、味噌のリノール酸はともに不飽和脂肪酸の一種で、体内の悪玉コレステロールを回収し、血栓の発生を予防してくれます。
 

レタス+玉ねぎ 抗酸化作用でしわ・しみ抑制

レタスにはビタミンやカリウム、鉄分、抗酸化作用に優れたビタミンEが含まれています。ビタミンEは活性酸素の発生を抑え、がんや動脈硬化などを防ぎ、しわ・しみも抑制してくれます。
 
玉ねぎの硫化アリルは血行を促して精神鎮静効果もあります。レタスの欠点である体を冷やす作用も玉ねぎが緩和してくれます。
 

れんこん+酢 胃腸の調子を整える

れんこんは体を温め、疲労回復、美肌効果、風邪予防、発ガン物質抑制、貧血予防などさまざまな作用を持っています。
 
酢をプラスすることでれんこんの黒ずみ・酸化を防ぐだけでなく、相乗効果で胃腸の調子も整えます。
 

アスパラガス+白菜 ビタミンCの吸収率アップ

アスパラガスのアスパラギン酸は循環器系の新陳代謝を高め、エネルギー代謝、運動時の疲労物質の乳酸分解を促進します。
 
ビタミンCの吸収を助けるルチンも多いので、ビタミンCが豊富な白菜との組み合わせは理想的です。
 

ごぼう+こんにゃく 血糖値上昇抑制に

この2つは便秘解消、糖尿病や高血圧予防に効果的です。
 
ごぼうに含まれる食物繊維のイヌリンは肝臓や腎臓の機能を活発にし、血糖値上昇を防ぐ働きがあります。
 
こんにゃくには血糖値を抑え、血中コントロールを抑制する効果があります。
 

はちみつ+牛乳 セロトニンを作る

牛乳に含まれるトリプトファンなどの必須アミノ酸は、セロトニンの原料になります。セロトニンはストレスを緩和してくれます。
 
はちみつはビタミンやミネラルが豊富なのでセロトニンを作るサポートをしてくれます。
 

チョコレート+ラーメン

塩分の多いインスタントラーメンは、高血圧、生活習慣病などのリスクを高めます。
 
そこでカカオ60%以上のチョコレートを食べると血圧を下げる効果が期待できます。血管を広げて、血流をスムーズにし、血圧を下げる働きもあります。