良くない食べ合わせの例をまとめています。
これまでは食品同士のNG例でしたが、このページでは薬と食品のダメな組み合わせを紹介します。
食品の中には、薬の効き目を弱めたり、胃腸を傷めるものがあるのです。
(このコンテンツは雑誌「女性自身」2013年 12/17号123~129ページを参考にしています)
薬と食べ物のNG組み合わせ例
風邪薬+ウコン
風邪薬の成分として広く使われているアスピリンやイブプロフェンは、血液の抗凝結作用も持っています。
また二日酔い防止目的などで利用されるウコンにも、血流を促す作用があります。これらを合わせてとってしまうと、出血傾向が高まってしまうので注意が必要です。
風邪薬+にんにく
イブプロフェンを含む風邪薬は諸症状を緩和し、にんにくも風邪の民間療法として定評がありますが、体が弱っていると食道や胃への刺激が強すぎることがあります。
同時にとると食道壁や胃壁を傷める原因になります。
葛根湯+マグロ
葛根湯には、アレルギー症状を起こすヒスタミンを蓄積する性質があります。
マグロにはヒスチジン成分が含まれていて、HDCという酵素の働きでヒスタミンに変化します。
つまり2つが合わさると体内のヒスタミン量が増加し、発汗、嘔吐、頭痛など食中毒に似たアレルギー症状が起きる可能性が高まります。
咳止め薬+イクラ・焼き魚
多くの咳止め薬には気管支拡張成分のキサンチン類という成分が使われています。これとプリン体などを多く含むイクラなどと一緒にとると痛風疾患になることがあります。
また同じ気管支拡張成分であるテオファリンが使われている場合、焼き魚との食べ合わせにも要注意です。
焼き魚の焦げに含まれている成分と反応して、薬効成分が体外へ早く排出されてしまい、効き目が弱くなったり、効かなくなったりしるリスクがあるのです。
胃腸薬+ウーロン茶・鶏肉
H2ブロッカーの胃腸薬を、カフェインを含むウーロン茶などで服用すると効果がなくなってしまうことがあります。
カフェインには胃酸の分泌を促す作用があり、効果を相殺してしまうのです。
胃腸薬+鶏肉
マーロックス胃腸薬と鶏肉など高タンパク食品をとると、薬の効果が弱まるだけでなく、胃を傷める可能性があります。
これはタンパク質のリン酸イオンが胃腸薬の主成分である水酸化アルミニウムと反応し、別の成分に変えるからです。
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