納豆の食べ方のコツ、ポイントなどをまとめました。
健康維持に貢献してくれる食品の代表、納豆をより効果的に食べる参考にしてみて下さい。
何を食べる?
まずは「ひきわり」タイプより、粒タイプを選びましょう。どうしてもひきわり希望なら、粒タイプを包丁でたたいて作ると理想的です。
納豆の中には「ポリアミン」が含まれています。ポリアミンは細胞の分裂にかかわる物質で、ポリアミンが不足すると新しい細胞が作れません。いわばポリアミンは「若返り」に関係する物質なのです。
ポリアミンは水溶性なので、ひきわりタイプでは製造過程でポリアミンが流出して少なくなっています。
何を混ぜる?
混ぜる食材によっては、納豆パワーをさらにアップさせることができます。
代表的なものとして、
卵
牛乳(←ちょっと意外)
唐辛子
玉ねぎ
といったものがあります。
それぞれの理由を挙げます。
納豆菌は、卵のたんぱく質が大好物なんだそうです。よって納豆菌の繁殖が促進されます。ポリアミンたっぷり納豆でアンチエイジング効果を期待しましょう。
みのもんたさんの番組では牛乳を5cc加えると良いと言ってました。老化防止と共に心筋梗塞にもいいとか。
納豆と唐辛子のカプサイシンを同時に摂ると髪の毛乳頭に作用して、抜け毛を防止する効果を生むのだそうです。
これに関して、名古屋市立大学大学院の岡嶋研二教授が論文を発表しました。
カプサイシンとイソフラボンを同時に摂取するとIGF-1という物質が毛乳頭に発生します。この物質は、男性ホルモンなどの作用で髪の成長がストップしていても、再び毛乳頭に発毛を働きかけるんだそうです。
細い髪も、太くてしっかりした毛髪に変わっていくのです。
納豆に玉ねぎを混ぜると、血液をサラサラにする効果が期待できます。
これ、何かのテレビで見て、「おお、これはスゴい!」と感動した覚えがあるのですが、実は確認できていません。(この記事を作った時点ではネットで探しても見つかりませんでした)
納豆に酢はかけないほうがよいとの説があります。酢の酢酸が大豆タンパクを固めてしまい、吸収を阻害してしまうからです。
(むらお注:某健康雑誌には、酢をかけて食べる「酢納豆」を勧める記事がありました。酢がたんぱく質を固める性質があるのは確かですが、吸収率がゼロになるわけではないので、気にしなければ酢をかけてもよいのではないでしょうか)
どう混ぜる?
実は以前、とある人から「納豆をかき混ぜても意味は無い」と聞いたことがありました。それ以来、混ぜたほうが良いのかどうかずっと迷っていたのですが、結論としてはどうやらかき混ぜた方が良いようです。
回数は50~100回(みのさんの番組では100回以上)ほど。混ぜると納豆菌に酸素が供給されるのでポリアミンが増えやすいんだとか。
そして混ぜた後、常温で20分置いて納豆菌を十分繁殖させるのもキモです。冷蔵庫の温度では繁殖しないそうです。
そして最後に気をつけることは、
「納豆のタレ・カラシ・醤油は食べる直前にかける」ことです。塩分は納豆菌の繁殖を止めてしまいます。
以上、納豆についてまとめてみました。頭のどこかに入れておいて下さい。
(効果がありそうなのを全部混ぜて食べたりして・・・)