突然ですが、納豆は消化の良い食品でしょうか?悪い食品でしょうか?
そして、ネバネバ食品は身体に良いのでしょうか?
先日読んだある本に、ちょっと意外なことが書いてありました。以前私のメルマガでお知らせした内容の訂正とからめて紹介します。
ネバネバ食品は消化が悪く管を詰まらせる 蓮村誠氏の本から
暑い夏など、夏バテ防止にネバネバ食品を食べる方は多いのではないでしょうか。納豆やオクラ、山芋などですね。
私もネバネバ食品は「優れたスタミナ食」と考えていて、実際その意識で食べてきました。
しかし先日読んだアーユルヴェーダの本「きょうの毒出し(Amazon)」に、意外な主張がありました。「ネバネバは健康に良い」と過信し、食べ過ぎるのもダメなようなのです。
ちょっと長くなりますが、引用させて頂きます。
よく健康によいと言われるネバネバ食品。納豆にオクラ、山芋、めかぶなど、積極的に食べているというかたも多いのではないでしょうか。
こうしたネバネバ食品は、じつはたいへん消化に時間がかかります。さらには、からだのさまざまな管(血管や気管、消化のための管など)を詰まりやすくする傾向があります。
なぜなら、ネバネバ食品にはからだを冷やし、湿らせる質があるからです。
からだの管が詰まると、メタボをはじめ本格的な病気を引き起こします。花粉症やぜんそく、心筋梗塞や脳梗塞などは、気管や血管の詰まりが原因とされています。
管を詰まらせる食品は他にもあります。
同様に、生クリームやヨーグルトなどの乳製品、プリン、バナナ、肉や魚の脂身、卵、白米などにもからだの管を詰まらせる質があります。
ですから、健康のためによいと考えられている「マグロ納豆」や「山かけ」、「納豆と生卵を白いごはんにかけて食べたあと、デザートにヨーグルトを食べる」などの食べかたは、逆効果の危険性も。
よかれと思ってやっていたのにメタボへの道を歩んでいた・・・なんてことにもなりかねません。
これらを食べるなら、消化力の高い、昼食の時間にします。朝や夜は避けたほうがよいでしょう。
「きょうの毒出し アーユルヴェーダ式からだとこころに効く健康習慣61」蓮村誠著 62~63ページより
ちょっと意外な話ではないでしょうか?
私はこのように考えたことはありませんでした。
(特に「納豆が血管を詰まらせる」とは、私の認識とかなり差があります)
私は間違っていた?メルマガでお伝えしたこと
蓮村氏の考えをまとめると、ネバネバ食品はにはこのような特徴があります。
2 血管や気管 消化管を詰まらせる
3 身体を冷やす
納豆って、消化のよくない食べ物だったんですね。私はいままで納豆は消化によいと考えていました。
そのため、「夕食の後にヨーグルトと納豆を食べると夜食を防げる」とお知らせしたメルマガで次のように書きました。
私のメルマガ290号より。
補足として、次の点もおさえておきます。
・納豆の食物繊維も、腹もちを良くしている一因か
・消化が良いので、内臓に負担をかけず、夜食に向いている
・GI値はヨーグルト 25 納豆 33 と、いずれも低め
消化がいいのに腹もちもいい、とは矛盾しているように聞こえますが、おそらく低GI値のおかげではないかと。
私の体験としてもこれで合っています。
(中略)
「夕食から寝るまでに時間があるなぁ」という時の夜食(間食)の一例として、ヨーグルト+納豆を提案しておきます。
一度試してみて下さい。
ホントに腹もちが良いですよ。
自分で矛盾を指摘しているのだから、もっと追究するべきでしたね。
上で紹介したアーユルヴェーダの本から考えれば、納豆は単純に消化が悪く、ヨーグルトは「管を詰まらせる」ために腹もちが良いということになりそうです。
ネバネバ食品の粘りは、「ムチン」という物質です。ムチンは胃粘膜にも含まれ、胃壁が胃酸で損傷するのを防いでいます。
胃酸をガードする物質・ムチンを多く含む食品が消化に悪いのは道理のように感じます。
しかしムチンについてググッても、消化の悪さを指摘したサイトはすぐには見当たりません。ちょっと調べましたが、私は見つけられませんでした。
この点を質問した「ヤフー知恵袋」はありましたが、回答は中途半端で終わっていました。
私はこれまで納豆を夜に食べていました。寝ている間にナットウキナーゼに働いてもらうためです。
しかし今回紹介した本にあったように、消化の悪さを考えれば昼に食べるべきなのかもしれません。
このへんはちょっと考えどころです。(常識に反して、納豆をあまり混ぜずに食べるとかはダメかな・・・?)
納豆を習慣的に食べているあなたはどうお考えでしょうか?