腸内環境は全身の健康状態に影響しています。
 
便秘や下痢などお通じ関連や免疫力はいうまでもなく、血中コレステロールや血圧、肌の水分量、さらには頭髪の状態やメンタルにも腸内環境は関係しているといわれています。
 

 
このコンテンツでは腸内環境を左右する善玉菌・悪玉菌およびヨーグルトについてまとめています。




善玉菌と悪玉菌は何が違う?

すっかりおなじみの言葉になった善玉菌・悪玉菌ですが、そのはっきりした違いは意外と認識されていないのではないでしょうか。
 
ということでまずは腸内環境を改善してくれる善玉菌(別名「発酵型細菌」)の特徴をまとめます。
 
善玉菌
・乳酸や酢酸など身体に必要な物質を生み出す
 
・母乳で育てると赤ちゃんの内臓にも善玉菌が増える
 
・ヨーグルトや発酵食品、食物繊維やオリゴ糖を摂取すると増やせる
 

 
一方、悪玉菌(別名、腐敗型細菌)には次のような特徴があります
 
悪玉菌
・たんぱく質やアミノ酸を腐敗させ、アンモニアやアミンなどの身体に悪影響を持つ物質を作り出す(つまり、腸内が悪玉菌優勢だと有害な物質が日々作られることになる)
 
・酸性が苦手 つまり、乳酸菌(善玉菌)が苦手 乳酸菌は乳酸や酢酸を作り腸内を酸性に傾け、悪玉菌は減らす
 
・赤ちゃんが離乳食を食べはじめると赤ちゃんにも悪玉菌が増え始める
 
・高たんぱく・高脂肪の食品を多く食べる、過労や気候の変化などによるストレスをうける、細菌やウイルスに感染して病気にかかる、などは悪玉菌を増やす
 
なお、抗生物質を服用すると腸内細菌自体が死んでしまうため、腸内環境は大きく乱れます。
 

ヨーグルト より効果的な食べ方

ヨーグルトを食べる際のポイントです。
 
・毎日食べるのが大事 週2~3回では効果半減
(しかし、ある調査では、毎日食べるという人は女性で23.6%、男性で16.1%にとどまっています)
 
・抹茶(食物繊維)、ゴマ(カルシウム)、きな粉(オリゴ糖)といっしょに食べると、カッコ内の栄養素を同時に摂取できて効果的
 
・いつ食べてもいいようですが、いろいろ見たところ「朝食べるとよい」という意見が多数派?
朝食べると排便を促す効果があるから、との理由をあげてあるものもありました。
 
ちなみにブルガリアではヨーグルトに塩を入れて食べることもあるそうです。