「糖類ゼロ」「ノンカロリー」などをうたい文句にする飲料がたくさん販売されてますね。
 
私も中年太りが気になるトシなので、「ゼロ」表示があるとつい手が伸びてしまうことがあります。
 
ところがこの「ゼロ」といった表示は、本来の「何も無い」という意味とは少し違うようです。

「ゼロ」などの表示は、健康増進法の栄養表示基準に基づいています。
 
・カロリーは100g(飲料なら100ml)あたり5kcal 未満
・糖類は同0.5g未満

 
であれば「ゼロ」「レス」「ノン」といった表示ができることになっています。
 
また「ライト」は成分の含有量が少ないことを表しているので、カロリーなら飲料100ml あたり20kcal 以下で表示できます。
 
「糖質」と「糖類」も定義が違い、「糖質」の範疇の中に「糖類」が含まれているかたちになります。
 
「糖類」の方が範囲が狭いわけで、砂糖、果糖、乳頭、ブドウ糖などを含みます。
 
「糖質」にはこれら糖類の他に、でんぷんやオリゴ糖、キシリトールなどを含んでいます。
 
ちなみにあるネット調査では、「ゼロ」の表示に「ひかれる」と答えた人が70%ほどいて、主な理由はやはりダイエットのようです。
 
ちなみに、少し昔のMSNトピックスさんにこんな記事がありました。
 
ダイエット系炭酸飲料を飲み続けると逆に太る!?という研究結果が米国で発表
topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=634233
(現在この記事は削除されています)
 
太るだけでなく、糖尿病のリスクや脳卒中・心臓病のリスクが高まることもあるそうです。
 
この研究ではダイエット系炭酸飲料を10年間飲んでいる474人を調査しました。
 
ダイエット系炭酸飲料を飲んでいない人と比べると、飲んでいる人は70%以上がベルトサイズを増やしていたのです。
 
「ダイエット系」なのになぜでしょうか?
 
この記事によると、飲料に含まれる人工甘味料は食欲を増進させるのだそうです。つまり、飲料自体のカロリーは低いものの、人工甘味料により食欲が刺激され、必要以上に食べてしまうのです。
 
ダイエット系飲料を飲むのは良いとしても、その後にパクパク食べ過ぎていないでしょうか?
 
飲んだ後の食欲には注意するべき、と言えそうです。
 
私も「ゼロ」が気になる人間のひとりですが、たとえ「ゼロ」といえどほどほどにしたいところです。