クエン酸がミカンやレモンに含まれていることはよく知られています。あの酸っぱさがクエン酸です。
 
疲労物質の排出にクエン酸を利用している高校野球チームもありますし、大リーガーの松坂投手もクエン酸を利用しているとの記事を読んだことがあります。


先日、クエン酸についてネット検索していたら、大阪府豊中市にある「とりい歯科医院」さんのサイトにたどりつきました。

するとそこに、かなり衝撃的なコンテンツがありました。クエン酸は歯を溶かす作用が非常に強いのです。
 
柑橘類を大量に食べ続けた人の歯だそうです。
www.torii-shika.com/colum.html#200802
 
ここまでひどくなるか?という画像です。
 
以下、上のサイトから引用させて頂きます。

食品由来の「酸」には、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、フタル酸などがありますが、その中でも、「クエン酸」が歯を溶かす力が1番強いことはご存知でしたか?
 
特にpHが1.5~2.5の間では、塩酸や硝酸と比べても、2倍歯を溶かす力があるのです。柑橘類では、レモンやライムがこれに当てはまります。
 

 
クエン酸を多く含む柑橘類を食べた直後は歯磨きをしないでください!!
 
酸によって歯の表面のエナメル質は軟らかくなっていますので、この状態で歯ブラシでこすってしまうと、歯は簡単に擦り減ってしまうからです。
 
これは、柑橘類以外の酸性の飲食物の場合も同じです。食べた直後は、水でうがいをして、口の中の酸を洗い流すだけにしましょう。
 
では、どの位の時間を空ければ、歯磨きしても良いのでしょうか。研究報告によると、最低1時間は空ける必要があるそうです。

これって有名な話なんでしょうか?私は全然知りませんでした。
 
私は柑橘類が大好きで、よく食べてます。冬場の風邪予防のメイン手段と言えるかもしれません。朝食後にはミカン類を食べるようにしています。
 
私は柑橘類を食べた後も普通に歯を磨いてましたよ・・・ orz
 
とはいえ、食べるミカンの数を減らしたり、柑橘類を全く食べなくなる、なんてことをする必要は無いでしょう。上の写真はかなり極端な例だと思います。ミカンはレモンほどクエン酸量は多くないですし。
 
柑橘類を1日に何十個も食べていれば別ですけど・・・
 

 
柑橘類を食べる習慣が無ければ、「食べた方が良いのでは?」とむしろ積極的に勧めると思います。私も、ミカン類を食べるペースを落とすつもりはありません。
 
「クエン酸にはこんな作用がある」というのを頭に入れておけば良いでしょう。その上で適宜対処をするのが賢いやり方ではないかと。
 
ただ、クエン酸水溶液を飲む際には注意が必要です。
 
私も飲むことがあるのですが、今後は
 
・口の中で滞留させず、直接ノドに通すつもりで飲む
・歯には接触させないように特に気をつける
・飲んだ後は真水でうがいをする

 
といったことを心がけようと思います。
 
ちなみにクエン酸(水溶液)は、次のような目的で利用されています。
 
・痛風の発作予防
・疲労感の軽減
・カルシウム吸収の促進

 
あと、個人的な印象として、飲んだ後には通じが良くなる気がします。