TNFαという物質があります。
TNFαは炎症物質で、増えると歯周病や糖尿病を悪化させます。
運動するとTNFαが減少する 血流も促進して歯周病を防ぐ
マウスを使った実験では、運動とTNFαの関係がわかっています。マウスを運動させると、血液中のTNFαが減少したのです。
言い換えるなら、運動をすると歯周病の原因物質を抑制できるというわけです。
運動は口内の健康を保つためにも有効なのです。
似たような例として「ジョギングを習慣にしたら口内炎が出なくなった」という話を私も聞いたことがあります。
口の中は運動とは一見無関係ですが、適度な運動が健康に良いとわかる例ですね。
TNFαが減少するのに加え、運動すると歯周病が減るのは血行が良くなることも一因ではないでしょうか。
血流が悪くなると歯ぐきへの栄養や免疫効果が少なくなり、歯周病が発生しやすくなります。
喫煙はNG!血流低下に有害物質充満
歯周病を防ぎたいなら喫煙は禁物です。
タバコを吸うと血流が少なくなると同時に、口内に有害物質が充満してしまいます。喫煙は歯周病の発症率を上げるのです。
歯周病というと、中年以降の人がかかるようなイメージがありますが(私だけ?)、10代でも60%以上、40代では80%以上の人がかかっています。
歯周病で糖尿病や心臓病のリスクアップ 低体重児の出産も
歯周病は口の中に炎症が発生する病気であり、その原因物質が血流にのって全身を巡ると、身体のいろんな部分の疾患を悪化あるいは発症させることがあります。
歯周病により悪化・発症する可能性が指摘されているものに
肺炎 糖尿病 心臓病 脳卒中 早産 低体重児出産
といった疾患があります。
歯周病があると心臓病や脳卒中は約3倍、低体重児を出産する確率は約7倍になるという統計もあります。
個人的に絶対防ぎたい歯周病 そのためには…
ちなみに歯周病は、私の中で「絶対防ぎたい疾患」のひとつです。そのため日頃から気をつけています。
歯周病を防ぐには、何と言っても口内を清潔にしなくてはいけません。
「歯みがきをする際には力を入れてはいけない」というのは今ではある程度常識になった感があります。
なぜいけないかというと、力を入れると歯ブラシの毛先が広がって、磨くべき場所にブラシの当たる密度が下がってしまうからです。
ちなみに私は朝起きたら一番にブクブクうがいをします。
最近はマウスウォッシュ液なども販売されていますが、朝からそれらを使うと味が強すぎるので、私はお湯でやってます。
それも「ちょっと熱いかな?」と感じるくらいのお湯です。これくらいの温度だと口のネバネバが取れやすい気がするのです。
熱めのお湯でおもいっきりブクブクやると、朝から口がサッパリしますよ。オススメです。
食後の歯みがきも、もちろんちゃんとやってます。タバコを吸わないのは言うまでもありません。