「病気が逃げていく ふくらはぎ力 小池弘人 市野さおり著」という本を読みました。
 
ふくらはぎは、東洋医学でいう「気」の通り道が束になっており、マッサージをすることで健康増進が期待できる箇所なのだそうです。

手や足、あるいは頭のツボを押す健康法はよく知られていて多くの人が実践しています。
 
しかしふくらはぎに関しては、「鍛えてむくみ対策」といった話以外に、系統立てて具体的に解説した健康法はあまりなじみがありません。(この本の初版は2011年の6月です)
 

 
ツボ押しも、鼻うがいもそうですが、健康増進知識は多くて損することはないので、「ふくらはぎ力」の本から、ふくらはぎマッサージのさわりを紹介します。

ふくらはぎのツボを刺激して不調を改善

まず、小池医師はふくらはぎをこういうパーツだと解説しています。
 
・体の下に位置しているため、血液や水分がたまりやすい
つまり、ここの循環をよくすると全身の循環改善につながるのです。
 
・ふくらはぎを含む下腿(膝下~足首)には、東洋医学で言う「経絡」が6本通っている
その経絡上には多くのツボがあるので、押す、揉むといったマッサージを施して、この経絡を刺激することで、病気にかかりにくい、かかっても治りやすい体を作る助けなります。
 

 
具体的には、このような症状の改善が期待できます。

肩こり 腰痛 ひざの痛み 足のだるさ 免疫力 耳鳴り めまい 胃痛・胃もたれ 内臓の働き 便秘 むくみ アレルギー 血圧の異常 頭痛 眼精疲労 ストレス 月経トラブル 自律神経の不調 不眠 性的能力の減退 免疫力の低下

 
非常に多岐にわたっていますね。「万能」といっても過言ではないかもしれません。

ふくらはぎ 症状に対応したゾーン

ツボと同様に、ふくらはぎにも症状に対応した場所があります。小池医師は「ゾーン」と称しています。
 
ゾーンだけに、「点」のイメージがあるツボに比べるとかなり広いです。
 
各ゾーンと、対応する症状は以下のとおりです。

■Aゾーン 肩こり 腰痛 足のだるさ 排尿トラブル
ひざの真後ろ→ふくらはぎのふくらみがなくなるあたりからやや外側→外くるぶし
 
■Bゾーン 免疫力 耳鳴り ホルモン系トラブル(更年期・妊娠中の体調不良)
かかとの内側→ほぼ真上に上がってひざ裏の内側
 
■Cゾーン 胃痛 胃もたれ 胃腸トラブル ひざ痛
ひざのお皿の外側斜め下→筋肉上→ゆるやかに前方へ→足首前面
 
■Dゾーン 便秘 下痢 むくみ だるさ 食欲不振
内くるぶし後ろ→すねの太い骨の後ろへりに沿って上がる→ひざの内側
 
■Eゾーン 花粉症などアレルギー症状 頭痛 決断力低下 めまい 耳鳴り 低血圧
ひざ外側真横にある骨の出っ張りの前下方→下腿の真横→外くるぶしの前
 
■Fゾーン 眼精疲労 ストレス 月経トラブル イライラ うつ傾向 貧血
内くるぶし真上→すねの骨内側(骨の上)→ひざの内側
 

 
なんだか場所の定義がアバウトな気もしますが、小池医師によると「ツボの位置を厳密に探さなくても、その付近を押すだけでも効果は得られます」(17ページ)とのことなので、細かいことは気にせずいきましょう。
 
床に座ってひざを立てた姿勢が基本で、イスに座ってもOKです。
 
ツボ押し・マッサージのキモはこんな感じです。
 
・ふくらはぎを手でつかむようにしながら、できるだけ両手の親指で押す。爪ではなく指の腹で押し、押した部分がチェーン状につながるイメージで。
 
・はさんでもむ 押しながらさする ねじる

食事での注意点 たんぱく質と糖質は

また小池医師は、よいふくらはぎを作るために、次のようなポイントも挙げています。
 
■良質なたんぱく質を摂取する
・ふくらはぎに筋肉をつけてポンプ作用を高めるため、たんぱく質は欠かせない
・血中のたんぱく質アルブミンが不足すると、水分が血管外に流れやすくなる→結果的にむくみにつながる
 
■糖質をある程度制限する
・多くの糖質を続けて摂りすぎると、筋肉がこわばることがある
 
ふくらはぎマッサージは道具も要らず、ちょっとした時間にできます。
 
上のA~Fのうち、自分に必要なゾーンを覚えて空き時間にマッサージしてはいかがでしょうか。
 
パソコン作業が多く、目が疲れやすい私は、Fゾーンを意識しています。
 
作業のイスに座ったままでマッサージできますしね。
 
・・・と、ここまで紹介したところで、「ふくらはぎ揉み健康法」に対して異論があることもお知らせしておきます。関連記事をご覧ください。